管理職も多数参加!
イクボスイベントを詳細レポート
2014/06/09
そして4月より「イクボス養成講座」が本格スタート
そして4月からは「イクボス養成講座」がスタート! まずは自前のパイロット版で開催したところ、こちらも満員。企業の現役管理職、候補者の皆さんが受講者。また企業の人事部やダイバーシティ推進室の方々も多数来ていただきました。
この講座では「子育て中の社員を応援できるイクボス」になるための心得や方法論、具体的な部下とのコミュニケーションの基礎について学びます。
第1部は、FJ理事で上場企業社長の川島パパから基調レクチャー。
タイトルは「イクボス = 部下のWLB × 自分のWLB × 業績OK~イクボス組織は業績向上」。」参加者はメモしまくってました。
第2部は、FJ理事でWLBコンサルタントの塚越パパから実践レクチャー。
前半は「イクメンからイクボスになるには?」でトーク。『ダメボス』『激ボス』『得ボス』そして『育ボス』に人はどう変化するか、しないかについて解説。こちらもメモメモ!
実践レクチャー後半は「イクボス プレ体験」。上司と部下のロールプレイングで5人の参加者に前に出てきてもらいデモンストレーションしました。これが意外な気づきもあり、意義深いものでした。
そして第3部は参加者全員でイクボス・ロールプレイング。
3人1組になってもらい一人が上司、一人が部下、一人がジャッジ。3ラウンド制。ラウンドテーマは、①女性の部下が妊娠報告、②男性の部下の育休申請、③女性部下(ワーママ)の職場復帰面談シーン。上手くコミュニケーション&マネジメント出来ましたか?
たいへん臨場感あるセミナーになりました。かつて企業で管理職を務め、いまはNPOでボスの僕にとってもこれらプログラムで得るものは大きかったです。
レクチャーからも、
「『予定がない』という予定を入れる」
「部下とは『価値観の共有』こそが円滑のコツ」
「タイムマネジメントとは『時間の管理』ではなく仕事の管理だ」
「権利主張の前に、職責遂行を」
「部下力の強化。大ボスを活用する」
「マネジメントは点数化できる」
などの刺さる名言がたくさん出て参加者の皆さんも書き留めていましたね。
終了後、参加者の方からは、「勉強になった」「説得力あるレクチャーだった」「ロールプレイ最高! 言葉って大事ですね」「うちの企業でもぜひ研修でやって欲しい」「イクボスは管理職改革と同時に、企業が抱える多様な問題を解決していくということが分かった」などの感想をいただきました。
イクボス・プロジェクト、今後はこの養成講座を全国でどんどん開催し、各企業とも連携して研修などを行っていきます。
また、7月には「女性活躍とイクボス」をテーマに大学でイベントを、さらに各企業のダイバーシティ推進担当者を多数招いて「イクボスサミット」も開催予定です。どうぞご期待ください。
イクボスが増えれば、社会が変わる。
あなたの職場に笑顔の「イクボス」はいますか?
安藤 哲也(TETSUYA ANDO)
1962年生まれ。2男1女の父親。出版企業やIT系企業を経て、2006年、NPO法人ファザーリング・ジャパン(FJ)を立ち上げ、5年間代表を務める。現在は副代表。NPO法人タイガーマスク基金代表。「パパ’s絵本プロジェクト」メンバー、厚生労働省「イクメンプロジェクト」推進チーム顧問、内閣府・男女共同参画推進連携会議委員、子育て応援とうきょう会議実行委員、にっぽん子育て応援団団長、ラジオパーソナリティなどその活動は多岐に渡る。最新著書に『父親を嫌っていた僕が「笑顔のパパ」になれた理由』(廣済堂新書)がある。
(2014.06.09up)