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パパママにおすすめ! 鈴木おさむ×YOASOBIハルカのビジュアル小説が発売開始

育児や家事、仕事にお疲れ気味のパパママたちに必要なのは心の栄養。コロナ禍で孤独を感じてしまいやすい今だからこそ読んで欲しい、優しい物語がある。

YOASOBIの楽曲原作が
ビジュアル小説化

コロナ禍という特殊な状況に加え、子育てや仕事の面でも様々な課題が降りかかる日々。くたびれた顔で子供と向き合い自己嫌悪に陥ってしまうこともあるだろう。

それでも命を授かり、大切な存在との毎日を育むことは素晴らしいと思わせてくれる物語がある。2021年2月19日に双葉社から刊行された『ハルカと月の王子さま』だ。小説を音楽にするユニットとして一躍人気となったYOASOBIの楽曲「ハルカ」の原作小説が、大幅加筆されビジュアル小説として新登場。子供の存在、そして家族で生きていくことが改めて愛おしくなるはずだ。

大切な存在に気付かされる物語

擬人化されたマグカップの視点で物語られる『ハルカと月の王子さま』。そのストーリーを紹介しよう。

福岡、天神の雑貨店でずっと売れ残っていたマグカップ。星の王子さまならぬ「月の王子さま」が描かれたユニークなカップを、中学生の女の子・遥は気に入り買って帰る。それからずっと、マグカップは遥のそばにいた。受験、初恋、上京、失恋、結婚、妊娠と、どんな時も「月の王子さま」は遥を見守り応援しつづけた。遙にとってもマグカップは大切な存在になっていた。そして子供が生まれて幸せな日々にある事が起こり――

著者は放送作家としても活躍する鈴木おさむ氏。友情をテーマに決め、モノの目線で書けないかと自分が常に使ってるものを思い巡らせていった結果、“マグカップ目線”にたどり着いたという。

イラストは「えっびっ」などのスタンプで大人気のクリエーター・伊豆見香苗氏だ。原作を読み、優しい世界観を崩さず、自分なりに「こうだったら可愛いな~」「自分がマグカップだったらどうだろう?」と考えながら制作を楽しんだとコメントしている。

あなたの「月の王子さま」は?

特に孤立感を抱きやすいコロナ禍での子育て。忙しい日々の合間に、あたたかく優しい物語に触れて、周りの人たちの顔をゆっくり思い浮かべてみてほしい。きっとその中には、あなたやパートナー、そして子供の幸せを心から願う「月の王子さま」が見つかるはずだ。それはマグカップのように目立たないけれど、身近な誰かかもしれない。

DATA

タイトル:ハルカと月の王子さま
出版社:双葉社
著者:作/鈴木おさむ、絵/伊豆見香苗
判型:B5変形判
価格:¥1,400(税別)


文:平井達也

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