パパは要チェック! 我が子のデンタルケア実践講座~歯磨き編~
2018/09/20
0歳からの歯育は、毎日の積み重ねが大切。嫌がる我が子の歯を磨くのは、骨の折れる仕事には違いない。しかし、実は歯磨きほど父子のコミュニケーションに適しているものはないのだ。
歯ブラシの選び方
赤ちゃんのために選ぶのは、ブラシ部分が小さく小回りのきくもの。仕上げ磨き用と、子供が噛みながら遊ぶ用の、2本用意して。仕上げ用は、1ヶ月ほどで交換するのがベター。
歯磨き粉について
実は、歯磨き粉を使うことはそれほど重要ではない。むしろ、泡立つことによって口の中が見えにくくなるデメリットも。むしろフッ素やキシリトール配合のジェルの使用がおすすめ。
歯磨きに慣れるために
口に異物が入るのを嫌がる赤ちゃんに、歯磨きに慣れてもらうには歯が生える前から歯固めを与えたり、授乳のあとガーゼで歯をぬぐったりすることから始めよう。子供用の歯ブラシを与えて、遊び感覚で磨かせるのもいい。
歯の磨き方について
歯磨き中に子供が暴れると、のどを突いてしまう危険性がある。そのためにも、まずイラストのように股の間に子供の頭をいれ、両足でやさしく手足を押さえてあげよう。こうすれば、パパの両手が使えるので、口を開けながら歯磨きをすることができる。
歯ブラシは、小刻みに動かすのがコツ。歯の2本分くらいを目安に、表面から磨き始める。その後に裏側、奥歯と順番を決めておけば、磨き残しが少なくて済む。
PROFILE
【監修】坂部 潤先生
歯学博士(小児歯科学)、小児歯科、小児矯正歯科の専門医。アメリカのUCLA小児矯正科への留学の経験を生かし、小児専門歯科「キッズデンタル」を目黒、成城、麻布に開業。最新の小児歯科医療の提供に勤めている。2児のDAD。
Illustration >> Hama-House
FQ JAPAN VOL.11より転載