子供にさせている食事の「お手伝い」は何?パパが教える食事ルール
2018/07/29
好き嫌いなく食べることや食事中テーブルに肘をつかないなど食事に関するルールは各家庭それぞれ。“食”に関して多くのパパたちが教えてきたこととは。
自分のお皿は自分で片付ける!
農作業体験などを実践させるパパも
きちんと教えていきたい「食事のマナー」や「食事時の約束」。世のパパたちが子供に教えていることは何か。「農林中央金庫」が東京近郊の30歳~49歳の父親400人対象に食生活の実態を調査。調査にあたり過去の食に関する調査とも比較検証した。パパたちの食への関心を調査した第三弾。
Q.子供にさせている食事のお手伝いは何?
1位:食事後の食器を運ぶ(71.5%)
2位:食卓の支度(45.8%)
3位:食事の準備(37.5%)
4位:食品の買い物(25.5%)
5位:食器を洗う(18.0%)
トップ3が食事前後のお手伝いに集中。1位の「食事後の食器を運ぶ」は7割を超える結果に。過去調査と比較しても11年前から増加傾向にあることがわかった。「食べ終わったお皿は片付ける」ことは未就学児からできること。習慣化させているパパ・ママが多いことが伺える。「収穫など農作業体験」(10.0%)、「魚釣り」(9.5%)、「家庭菜園などで農作物を育てる」(9.0%)など生産体験をさせているパパも1割程度いた。
Q.食べ物や食事について教えてきたこと
1位:食べ物を粗末にしない(71.3%)
2位:好き嫌いをしない(66.5%)
2位:いただきます、ごちそうさまを言う(66.5%)
4位:食卓に肘をつかない(60.8%)
1~4位までは過半数のパパたちが教えていることが判明。しかし、前回調査と比較すると全般的に減少傾向が目立った。一方、「食事中に電話やメールをしない」は増加傾向に。この「食事中に電話やメールをしない」は30代パパが25%、40代パパが37.5%となっており、子供の年齢に比例して高くなっていることが伺える。
Q.食事中のスマホや携帯電話の使用、どう感じる?
行儀が悪い(60.3%)
一緒に食事をしている相手に失礼(45.3%)
一緒に食事をしている相手だったら残念(30.8%)
「行儀が悪い」が過半数を占め、ほか意見からも大多数の人がマイナスの印象を持つ結果に。しかし、「一人の時なら良い」と条件付きで良しとする意見も4割を超えた。「特に問題はないと思う」は3%にすぎず少数派。高校生を対象とした過去調査でも「行儀が悪い」(55.3%)、「一人の時なら良い」(37.0%)とパパたちより低い割合ながらも傾向は類似していることがわかった。
Q.パパが食生活で参加していることは?
1位:食品の買い物(79.0%)
2位:料理を作る(60.8%)
3位:食事後の食器を運ぶ(49.8%)
4位:食器を洗う(39.3%)
5位:食器を並べる、料理を運ぶ(26.5%)
6位:なべ物やプレート(鉄板)料理の係(14.5%)
7位:何もしない(9.5%)
8位:野菜や果物を育てる(6.8%)
9位:魚を釣る(3.8%)
10位:お米をつくる(0.8%)
では、パパたちは食事に関して何をしているのか。結果は「何もしない」という亭主関白気味のパパが1割未満。8割近くのパパが「食品の買い物」に参加し、6割のパパが「料理を作る」ことをしている結果に。過去調査と比較してもこの2つは11年前から大幅増になっていることが判明した。
家族とスーパーに行き、手料理を振る舞い、子供に食事のルールを教えるパパたち。この姿がすでにスタンダードになっているようだ。
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農林中央金庫
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