外出先で使える“乗り物のサイン”を紹介!
2016/01/08
お出かけした時に使える、“乗り物”サインをマスターしよう!
お出かけが一層楽しくなる
乗り物のサイン♪
ベビーサインとは、まだうまく話せない赤ちゃんとかんたんな手話やジェスチャーを使って「おはなし」する育児法。1990年代にアメリカで始まり、日本でも2000年以降、多くの家庭で実践されている。サインを教え始めるのに適した時期は生後6ヶ月~1歳半。
胸の前で、両手でハンドルを握って、くるくると動かす仕草をする。「じどうしゃ、ブーブだね」と声をかけながら教えてみよう。クルマ好きの男の子に人気のあるサインだ。
中指と薬指を曲げ、飛行機が飛ぶように下から斜め上方向に動かす。中指と薬指だけを曲げるのは赤ちゃんには難しい仕草のため、人差し指1本でサインをすることも。
両手の親指を立てて、人差し指を伸ばして先を合わせて水平に前に出す。サインの形が難しいように思えるが、このサインを好んで見せる子も多い。バスに乗る際はぜひチャレンジを!
今回は、外出先で使える“乗り物のサイン”を紹介。
1つめは「自動車」。ハンドルを動かす仕草がかわいらしいサインだ。2つめは「飛行機」。飛行機そのものにインパクトがあるせいか、サインのダイナミックな動きのせいか、赤ちゃんが楽しんでやりたがるサイン。3つめは「バス」。バスを利用する頻度が高いなら、覚えておくと日常生活でも役に立ちそうだ。
日本ベビーサイン協会の調べによると、小さい頃にベビーサインをしていたことが、長期的に見て好影響を与えているというアンケート結果が出ているそうだ。例えば「お子様はおしゃべりだと思いますか」との質問には88%の人が「そう思う」と回答。「語彙が豊富だと思う」「表現力が豊か」など、言語能力が高くなる傾向が見られるようだ。赤ちゃんの頃からコミュニケーションの楽しさを感じることが、良い影響を与えているのかもしれない。
赤ちゃん時期のみならず、その後の人生においても好影響が出るならば……これは試さない手はない。まずは気軽にお出かけがてら、トライしてみてはどうだろうか。
Illustration » REIKO KANO
Text » KEIKO OKADA
FQ JAPAN VOL.36(2015年秋号)より転載