厚労省のハンドブックが、パパ的にかなり役立つ!
2015/09/17
ワークライフバランスの「いろは」を知るなら、厚生労働省が作成した仕事と育児を両立する父親を応援する冊子「父親のワーク・ライフ・バランスWLB HAND BOOK」をまず入手しておこう。
仕事と家庭の両立を手助けするトピック01
「一冊の本」で生活が変わる
厚生労働省は、大臣主導の働き方改革で
一般企業の見本を目指す
官公庁内でも、働き方の改革が行われている。例えば、厚生労働省では、「厚生労働省働き方・休み方改革推進戦略」を踏まえ、今年3月から9月までの間、本省大臣官房各課及び各局筆頭課において、当該提言に基づいた取組を試行的に実施し、幹部職員などの人事評価にも反映することとしている。働き方改革としては、在庁時間の縮減(原則20時まで、やむを得ない場合でも22時までには退庁)、早出・遅出勤務(国会対応などの業務に活用)、テレワークの導入(育児や介護を担う職員のうち、希望者が利用)などを目標に掲げている。
また、休み方改革としては、「年間16日以上・全職員の65%以上が月1日以上の年次休暇を取得」を目標に掲げている。その他、チームでの情報共有による業務の抱え込み防止や各種制度を利用できる風土づくりなど、省を上げて改善に取り組んでいる。
WLB実現の秘訣は、積極的に入手すべし!
「WLB HAND BOOK」をバイブルに周りも変革
ワークライフバランスの「いろは」を知るなら、厚生労働省が作成した仕事と育児を両立する父親を応援する冊子「父親のワーク・ライフ・バランスWLB HAND BOOK」をまず入手しておきたい(厚生労働省のホームページからPDF版がダウンロード可)。冊子内には、父親が育児に関わることによるメリットをはじめ、仕事との兼ね合いや調整の方法、育休取得に関する情報など、具体的なノウハウも満載だ。
本冊子は共働き家庭のワークライフバランスを軸に展開しているが、雇用均等・児童家庭局職業家庭両立課長の蒔苗浩司さんは、「今後は、家庭のスタイルによって、タイプ別のアプローチも必要になると考えています」と話す。企業活力研究所の調査によると、男性の育児休業の取得割合は、共働き世帯と専業主婦世帯では大きく異なる。「もちろん、妻が専業主婦であっても、男性の育児参加は重要です。好事例も含めて、情報を発信・共有していきたいと考えています」(蒔苗さん)。
「プラチナくるみん認定」がスタート
また、男性社員の育児休業の取得促進をはじめ、社員の子育て支援に取り組む企業を認定する「くるみん認定」については、今年4月から、より高い水準の取り組みを行った企業を認定する「プラチナくるみん認定」がスタートした。5月20日現在で5社が認定され、仕事と育児の両立支援に積極的な企業が増加していることが伺える。
ワークライフバランス実現のモチベーションアップ、ひいては企業の業績アップに繋げていくためにも、あなたの企業も「くるみん認定」の申請をしてみてはいかがだろうか?
□ホシザキ東北株式会社 □株式会社山形銀行 □小浜信用金庫
□ネスレ日本株式会社 □富士通テン株式会社
http://www.ryouritsu.jp//
◆WLBハンドブックダウンロード
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/09.html
◆全国のくるみん認定企業
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/kijuntekigou/
◆Twitter公式アカウント
https://twitter.com/ikumen_project
(2015.9.18up)
FQ JAPAN VOL.35(2015年夏号)より転載