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【オトコの妊活塾】不妊症の目安は◯年!第二子不妊の可能性についても解説

「妊活って男に関係あるの?」「2人目の子どもが欲しいけどなかなかうまくいかない」そんな悩みを抱える方も多いのではないだろうか。今回は、不妊症の実態や妊活に対する意識調査を解説するとともに、妊活に向き合うための心得を紹介する。

<目次>
1. 「不妊症の目安は約1年」
2. 「男性側の参加が遅れている」
3. まとめ

 

不妊症の目安は約1年

不妊症かどうかを判断するには、特別な検査が必要だと思っていませんか? まずはそれが大きな誤解のひとつ。そもそも不妊症とは「男女が避妊をせずに性交しているのに、1年以上経っても妊娠しない状態のこと」と定義できます。つまり、しっかりセックスしているのにいつまでも子どもができないのだとしたら、検査をするまでもなく「不妊症」なのです。ショックかもしれませんが、まずはその事実を認めることがはじめの1歩。不妊症の場合、それ以降の自然妊娠の可能性は非常に低いので、すぐにでも医師に相談し、適切な治療を受けることが必要です。

「ウチはまだ1年未満だから」という油断も禁物。不妊は加齢と密接に関わっているため、治療の開始は早ければ早いほど良いとされています。さらに注意が必要なのが第2子の不妊です。「第1子が自然妊娠だったから」と手をこまねいているうち、手遅れになるケースは少なくありません。特に35歳を過ぎると男女ともに急速に生殖能力が低下するため、少しでも不妊の兆しを感じたら、すぐに病院へ行くことがおすすめです。

男性側の参加が遅れている

妊活は女性がするもの。そんな極端な考えの男性は減りつつあるものの、妊活に対する意識に男女差があることも確かです。株式会社TENGAが2019年に実施した調査によると、「あなた自身は、将来的に妊活をすることを検討していますか?」という質問に、「YES」と答えた人の割合が女性は85%、男性は66%に。19%の差があることが明らかになりました。その結果と比例するように「自分が妊活することに対して心理的抵抗感はありますか?」という質問に「YES」と答えた人の割合が女性は10・5%だったのに対して、男性は2倍以上の25%となっています。妊活に抵抗を感じる理由としては「通院・検査しなければならない( 66%)」「経済的負担が大きい(50%)」「具体的な内容が分からず不安がある(44%)」といった声が並びました(複数回答)。しかし、最近ではメンズルーペなど、自宅で簡単に精子が観察できるサービスもありますし、経済面については、自治体の補助なども受けられます。妊活という言葉に構えすぎず、まずは気軽にできることから始めてみましょう。

まとめ
★妊活は時間との勝負。悩んだらすぐに病院へ行こう。
★意外と多い第2子不妊。第1子が自然に生まれていても油断は禁物。

教えてくれた人


小堀善友先生
泌尿器科医師。別名「精子先生」。男の妊活を支える情報の発信を数多く行っている。

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絵/KAORI ASAMIYA
文/ATSUSHI FUKUCHI Editorial
協力/TENGA Healthcare Inc

FQ JAPAN VOL.58(2021年春号)より転載

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