子連れでも大丈夫!専門家が教える親子でワーケーションを楽しむ3か条とは
2023/03/06
近年広まりつつあるワーケーション。働きながら休暇をとる過ごし方のことだが、小さな子供がいたらなかなか難しいのでは?と思ってしまうのも事実。本当に難しいのか、その実情を探ってみた。
ワーケーションを楽しもう!
「場所選びを間違えなければ、親も子供もリフレッシュしながら、様々な体験をすることができます」。そう話す児玉さん自身も言葉が浸透する前から、親子でワーケーションを楽しんでいたという。
「親の仕事中心に予定を組むのではなく、子供に経験をさせたいことを起点に考えるのがコツ。初めて挑戦するなら親子ワーケーションを推進している自治体や民間施設のプログラムを利用するのがオススメですね」。
小学生以上になると、親子それぞれの活動時間が確保しやすくなる。学校の長期休暇期間中に受け入れてくれる地方の民間学童を利用するのも良い。子供が小さく預け先がない場合は、夫婦で半休を取るなどの連携が必須だ。
いつもと違う環境で学びを得たり、アクティビティに参加したり、親にとっても子供にとっても特別感のある休暇になることだろう。
ワーケーションを
楽しむ3ヵ条
➀自分の両親や友人家族を巻き込む
大人数で行く最大のメリットは子供の相手や食事の準備などをお互いに手分けできること。また、友人家族など複数家族で行くのもオススメ。子供たち同士で勝手に遊んでくれるケースも!
➁リモートワークに慣れておく
ワーケーションといえば電源やネット環境の整備は欠かせない。しかし、Wi-Fiが思ったよりも弱かったなど不測の事態は付きもの。ポケットWi-Fiを持参したり、コワーキングスペースを探しておいたり、事前にリサーチしておくと良いだろう。
➂緩めのプランで予定を詰め込まない
バケーションを兼ねているので、普段の半分ほどの仕事量を目安に。両方をよくばってしまうと中途半端になってしまいがち。仕事と休暇の割合を自由に調整できるのがワーケーションの醍醐味だ。
子供のオススメ預け先はこちら!
未就学児:保育園留学
地域と子育て家族をつなぎ、未来をつくる留学プログラム。岐阜県美濃市を始め、北海道や熊本にて実施。
岐阜県美濃市
問/hoikuen-ryugaku.com/mino
※「保育園留学®」は株式会社キッチハイクの商標です
探求型民間学童:ティンカリングベース
東京から新幹線で約2時間。糸魚川市と上越市の豊かな自然を拠点に小学生向け探求×ICTプログラムを開催。
新潟県糸魚川市大町2-2-19駅北広場キターレ
問/info@tinkeringbase.com
就学児:まちなか留学
沖縄に住む外国人(120ヶ国、約7万人)のお家でホームステイの機会を提供。国内で手軽にできる新しい留学のカタチだ。
民間学童型:湯沢ローカルキッズラボ
子供のためのコワーキングプレイス。 親の心配をよそに、自然との触れ合いや暮らしなど色々な体験が叶う。
新潟県湯沢町湯沢1831
問/yuzawa.kids@gmail.com
教えてくれた人
児玉 真悠子さん
親子deワーケーション主宰。一般社団法人日本ワーケーション協会公認ワーケーションコンシェルジュ。2021年2月に株式会社ソトエを立ち上げ、「親子deワーケーション」の企画・運営・発信事業を通じて、仕事と子育てをどちらも大事にできる暮らし方を普及している。
文:竹治昭宏
FQ JAPAN VOL.65(2022-23年冬号)より転載