4月23日は「世界図書の日」! 子供を読書家にする5つの方法って?
2020/04/22
4月23日は「世界図書・著作権の日」! 様々なものがデジタル化している今の時代、紙の本と触れ合う機会が減ったという人も多いはずだ。しかし、読書は私たちに多くの良い影響を与えてくれるもの。今回は、子供を読書好きにする方法を5つご紹介。
世界図書の日には
子供を紙の本に向き合わせよう
子供が大好きなテレビやゲームは、目まぐるしく変わるストーリー、強烈なプレゼンテーションや大きな効果音であふれている。それと比べれば、紙の本は時代遅れの娯楽のようにも見えるかもしれない。
一方で、読書は私たちに好ましい影響をもたらすというのが専門家の中での一致した見解だ。
学術誌「児童の発達」によれば、知性を向上させるとともに、語彙力を改善する効果が読書にはあるという。
また、フィクションを読むことで、共感力が高まることも科学的に明らかになっている。元気の有り余る子供であれば、読書をすることで睡眠習慣も改善する、とメイヨー・クリニックは提唱している。
あなたの子供が、マスメディアによって提供される簡単なエンターテインメントに惑わされることなく、読書による様々なメリットを享受するためには、どうすればよいのだろうか?そうした悩みに答えるべく、5つのヒントを記そう。
①就寝前の読み聞かせを
習慣づけよう
就寝前の読み聞かせを幼いうちから習慣づけておくことが重要だ。良く考えられた完璧なストーリーを聞くことに、子供たちはすぐに慣れていくだろう。
まずは簡単な絵本から始めて、だんだんと難しい本に挑戦してみよう。できるだけ頻繁に読み聞かせをしてあげるのが良い。毎日やるのが理想的だ。
読み聞かせの時間があなたにとっても子供にとっても特別な時間となり、それが楽しみになればベストだ。子供が自分で本を読めるようになった後も続けてあげよう。
②子供が興味を持つ本を
読んであげよう
子供向けの本は世の中に無数にあるが、まずは子供が興味を持ちそうなものから始めてみよう。
子供が好きなディズニー映画のキャラクターものでも良いし、ゲームに関連するものでも構わない。
③自分で読めるようになってきたら
一緒に練習してあげよう
子供が学校で本の読み方を勉強し始めたら、自宅でも練習する環境を整えてあげよう。
読書を楽しめるよう、達成感を得られるような環境づくりを心掛けていこう。
読書を奨励し、長い本や難しい本を読めたときにはしっかりと褒めてあげるのが良い。
④見本を示そう
子供は親の背中を見て育つものだ。
読書があなたの生活の一部であることを示してあげれば、子供は親を真似て自然と本を読むようになるだろう。
⑤感想を共有してみよう
読んだ本の理解を深め、記憶力を高めるためには、内容について議論するのが望ましい。
小さいころからそうした習慣を身に付けることで、「行間を読む力」も養われる。
科学的な根拠はさておき、読書週間を身に付けることで、親子間でのコミュニケーションの機会も増える。あなたはきっとわが子の成長に驚くことだろう。
エキサイティングな読書の世界に旅立とう!
文:スティーブン・ホワイト
イギリスの育児雑誌「FQUK」より転載
父親の育児雑誌『FQ JAPAN』の兄弟誌。セレブパパの子育てインタビューや、最新の育児アイテム、お出かけ情報などを配信している。