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時事・コラム

時間を無駄にしないための10の方法~父親なら今すぐに実践!

父親は、父親である前に男であり、ビジネスマンであり、夫である。普通に生活していては時間が足りなくなるのも当然。でも気づいてほしい。実は、時間をただ浪費しているだけの自分に。ここで挙げる10のTIPSは、その浪費を抑える魔法だ。これらを実践して、浮いた時間を家族にガッツリつぎ込もう!


“見える”時間割を壁に貼る

 

★効力★
小学生の時間割のように、A4の紙に1週間のスケジュール表を作って自宅の壁に貼ろう。その際には「どの時間に何をしているのか、色分けして誰の目にも明らかな形で表すといい」。こう提案するのはマッコーリー大学(シドニー)のグレイム・ラッセル博士。

例えば仕事の時間は青、通勤時間は黄色、子供と過ごす時間は赤、夫婦の時間は緑、友人との時間はオレンジ、そして茶色は自分ひとりの時間といった具合に区別することで、革命的に計画的な動きに変わる。


通勤時間を有意義に過ごす

 

★効力★
あなたが公共機関を使って通勤しているなら、その時間を有意義に過ごす方法を考えるべき。仮に往復2時間を通勤時間に使っているとして、年間で計算するとなんと約500時間!「 なかなか自分だけの時間がとれない」とお嘆きのあなたも、実は日数にして約20日間以上の“ひとりの時間”を持っていたのだ。これだけあれば、日頃なかなかできない読書や音楽鑑賞、携帯ゲームでドラクエだって十分可能。
500時間、窓の外をボーッと眺めているなんて、そんなもったいないことは決してしないように。


今やれることは今やる

 

★効力★
普段の生活で生じる何気ない二度手間。これが意外とあなたの貴重な時間を浪費していることに気づいてほしい。

例えば、公共料金の支払い書を受け取っても「まあ、そのうちに」なんて、そのままにしていないだろうか? 後回しにすることで、もう一度内容を確かめねばならず、結果、倍の時間を費やすことになる。些細なことだが、ちょっとした気配りで、自由に使える時間はグングン増えていくものなのだ。


妻にデートのアポイントを

 

★効力★
子供が生まれてから妻を忘れがちになっていないか? 少しでも空いた時間があれば、それらをかき集め妻をデートに誘うのが、父親としての時間の有意義な使い方。たまにはベビーシッターや両親に子供を頼んで、レストランや映画に行って恋人に戻るべき。

ただし「必ず予約は入れる」というのがミソ。こうした場合、「疲れているからまた今度」とスッポかすのが最悪だ。「心理学的傾向として、予約をしておけば、たとえあなたが少々疲れていても、その予定を吹き飛ばすことはなくなるでしょう」(生活アドバイザー、デニス・ノウルズ氏)。


妻の仕事を奪う

 

★効力★
妻に「リビングを掃除しておいて」なんて言われても、自分の時間が減ってしまいそうで気が進まない……。そう思っている人は、その考えがまったくの真逆の発想であることに気づいた方がいい。

普段から、掃除や洗濯、子供の面倒、料理など、妻の仕事(とされていること)をどんどん受け持つことで、妻に時間の余裕ができ、それはやがて心の余裕に成り変わる。機嫌の良くなった妻は女神だ。もしかしたら「今週末はゴルフに行ってくる」なんて言っても許してくれるかもしれない(?)。


「テレビを観ない」は一石二鳥

 

★効力★
NHK放送文化研究所の調査(H18年)によると、日本人が1日にテレビを見る時間は平均3時間43分。これを1年間でみると実に56日分! また、アメリカの社会学者の研究によると、「幸せを感じない人ほどテレビを観る時間が長い」ということが統計学的に認められているという。「テレビを観ない」ということだけで、年間で2ヶ月近くという膨大な時間を取り戻し、かつ幸せになれるっていうんだからこれはまさに一石二鳥。
例えば古いテレビを捨ててしまう……ってのも1つのテかもしれない。

07
3分警告のススメ

 

★効力★
公園から帰るとき、または寝る前など、まだ遊びたくて不機嫌になる子供たち。そんなときは「あと3分ね」と、ごく小さな猶予を与えてみよう。こうすることで、時間に対する具体的な観念を持てない子供たちでも、時計の針は虚しく進み、楽しい時間を終え帰らなければならない(寝なければならない)ことを学んでいく。
子供というのは「絶対ダメ」なんて強く言えば言うほど反発するもの。「期限を決めることは、子供の心を落ち着かせることにもなるのです」とは、児童行動心理学者のサイモン・クロウス氏の金言。


ランチタイムに運動する

 

★効力★
午後3時頃、人間の体はアンニュイモードに切り替わってしまうといわれている。つまり、ただ漫然と過ごしているだけでは、午後ほとんどの生産性が否応なく奪われてしまうということ。午前中に「このペースなら今日中に終わる」と思われていた仕事が終わらなかったのは、このせいだったのだ!

そこで提案したいのがランチタイムの運動。アメリカのある団体の研究によると、正午あたりで積極的に体を動かした場合、しなかった人より午後よく働くことができ、魅力も増すという結果が出ている。運動で生成されたアドレナリンが午後のスランプと戦うのだ。


体型を取り戻す

 

★効力★
かつては習慣としていたジム通いも、子供が生まれてからは過去の思い出に……。しかし、通勤の1駅分を歩くなど簡単なことでもいいので、少しでも体型を保つための努力は続けるべき。もちろん以前のようなアクティビティを求めることは難しいかもしれないが、健康は間違いなく生産性を高めるし、万が一(?)ダイエットに成功すれば動きも素早くなる。さらに、こうした姿を子供に見せることで、子供が大人になったときの運動習慣のお手本にもなる……というオマケもつくのだ。


メールチェックは最低1時間以上おく

 

★効力★
仕事中に別の用事が入った場合、その中断から再び仕事に集中できるまで、平均的な事務職で2~15分かかっているという。したがって、こうした仕事の邪魔者を取り除くことこそが、「時間の節約」の最大のテーマとなる。

例えば、得意先からのメール。1時間に何度もこれに対応していると、手元の仕事はいつまでもたっても終わらない。よってメールチェックは最低1時間以上開けること。時計のアラームを60分おきにセットして、「鳴るまでは絶対チェックしない」といったルールを設けるくらいのことはすべきかも。

Text>>FQ JAPAN編集部

※FQ JAPAN vol.14(2010年春号)より転載

(2014.04.30up)

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