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登園時の子連れ自転車で注意したいことは? パパママが実際に遭遇したヒヤリハットから学ぶ

4月からわが子が保育園に入り、朝の送りは自分の役目というパパも多いことだろう。子供が園になじんでくれるかも気になるが、送迎の安全も心配だ。子供を乗せて自転車に乗るのは初めてなパパもいることだろう。自転車登園の注意点を探ってみた。

ヒヤリハットが多いのは?

登園のために新しく自転車を購入するという家庭も多いだろう。最近では電動アシスト自転車も各種販売され、選択肢が広がっている。どんな自転車がいいかは、自転車に乗る時間やルートによる。地元に詳しい地域の自転車屋さんに相談するのが一番だ。

三井ダイレクト損害保険株式会は、新年度を前に、子供が保育園に通っている、もしくは入園予定がある働くパパママを対象に交通安全に関する意識調査を行った。すでに子供を自転車で登園させているパパママに、どのようなヒヤリハットに遭遇したかを質問している。

トップは「自動車との側面接触可能性」だった。自転車は原則車道を走行しなければならないというルールが厳格化され、自動車と接触しそうになる危険が増えたのではないか。十分気をつけたい。



行政の「出前講座」活用の手も

調査ではドライバーに期待したいことも質問している。1位は「子供への配慮」ついで「横断歩道での一時停止」「速度制限の厳守」という結果となった。車を運転するパパママは特に心得ておいてほしい。

さて、事故防止のためにはどうしたらいいだろうか? 調査では、どうすれば自転車と車や人との事故が減らせると思うか質問している。結果は以下の通りだ。

インフラ整備はもちろん必要だが、簡単に進むものではない。まずはさらなる教育、啓発の広がりが望まれる。

自治体や公安関係機関が、交通安全の出前講座を行っているので利用するのも一つの方法だろう。東京都では都民安全推進本部がほぼ毎月セミナーを開催していて、必要に応じて講師の紹介や出前講座にも対応している。

住んでいる地域ではどのような制度があるのか調べて、通っている保育園などに活用を提案してみてはどうだろうか。パパママにも子供にもわかりやすい学習の場を準備してくれるだろう。

なお、自転車保険の加入を義務付ける自治体が増えているのを知っているだろうか。2015年に兵庫県で義務化されて以来、東京や大阪など全国に広がっている。事故が起きないのが一番だが、万一に備えて、義務化されているかどうかによらず加入しておくのがよいだろう。



DATA

三井ダイレクト損害保険株式会社


Text:平井達也

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