ベビーシッター選定のポイントは? 最善の方法は「調査」と「深堀」
2020/01/20
ベビーシッターの普及率は未だ低い日本だが、ベビーシッターを探すためのマッチングサイトは多々存在している。注意すべきポイントを押さえておけば、あなたの育児を手助けする安全なサービスなのだ。今回はあなたにぴったりなベビーシッターと出会う最善の方法を紹介する。
あなたと家族にぴったりの
ベビーシッターと出会う
最善の方法を知ろう
育児方法とその選択肢は日々多様性を増してきている。ベビーシッターについて、そしてベビーシッターを雇うために私たちが考えるべきことについて、タイニーズ・チャイルドケアのリンゼー・ドーさんが語ってくれた。
その大きなプレッシャーは、無数のパパ・ママがいつかは経験することになるもので、自分の愛する子供にふさわしい育児を模索するのはなかなか難しく、間違ってしまうこともときにはあるだろう。
答えを求めてインターネットに頼る多くのパパ・ママは日に日に増加しており、中でも、育児に万全を期すために「秘密のリスト」を掲載するウェブサイトを活用する人は顕著に増加している。選択肢が増えるという意味では、インターネットは素晴らしい変化をもたらしていると言えるが、一方で、ネット上のオプションに頼る場合、特に秘密のリストを掲載するウェブサイトを活用する場合には、少しは警戒した方が良さそうだ。
あなたのベビーシッターの募集への応募者のバックグラウンド・チェックはなされていないし、面接や身元保証もなされていないことが多い。ネット上でベビーシッターを募集した場合、あなたの元には質の低い履歴書が大量に押し寄せることだろう。一方、昔ながらのベビーシッター派遣会社であれば、あなたの求めにぴったりとフィットするベビーシッターを送ってくれるに違いない。
要件を列挙しよう
最近はベビーシッター募集ウェブサイトが流行しているが、これは自分でしっかりと調査や判断ができるパパ・ママの存在を前提としている。主要なベビーシッター派遣会社は、昔ながらの専門的なベビーシッター派遣会社が行ってきたような徹底的な調査を一部の親が行っていないことを危惧している。こうしたウェブサイトは別に悪いものではないが、それだけに頼るのには多少慎重になる必要がある。
ベビーシッターの採用面接をする際に最も重要なことは、彼らがあなたの子供にとってふさわしい人間であるかどうかを確かめることだ。あなたがベビーシッターに求めるのは、子供に危険がないように見張ることだけであろうか、それとも子供の教育まで求めているのだろうか。いずれにせよ、応募者の過去の経験、特に子供の面倒を見たことがあるかどうかを掘り下げてみる必要がある。
あなたが求める要件を列挙して、それに基づいた質問項目を組み立ててみよう。応募者が過去に担当した子供の年齢、あなたの家族と関心や趣味を共有しているかどうか、過去の仕事をどれだけ長く続けたか、過去の仕事をやめた理由は何か、前の雇用者と良好な関係を維持しているか、推薦が得られるかどうか、このあたりをチェックしてみることが重要だ。
犯歴調査
良いベビーシッターを探すのにどれだけの時間や専門的知識が必要か、認識していないパパ・ママは多い。それは何も犯歴照会だけではなく、紹介状を審査し、履歴書上の空白期間を説明し、面接に向けてふさわしい候補者をリストアップすることまで幅広く求められている。
過去の職歴の空白期間をうまく説明できない、過去の雇用者から推薦状が得られない、そして犯歴照会に応じたがらない応募者には注意しなければならない。質問を掘り下げることにより問題点を明らかにすることができるのだから、恥ずかしがったり遠慮したりすることはない。応募者の履歴を深堀してみよう。
応募者があなたの家族にとってふさわしい人間かどうかを確かめるため、必要なだけ質問を重ねるべきだ。心配する必要はない。また、本能に従うことも重要だ。あなたの質問の全てに完璧に回答してきたが、何か腑に落ちない。あなたのそんな内なる声にも耳を傾ける必要がある。納得できるまで質問を続けよう。何か疑念がある場合には、専門家に意見を求めても良い。
ベビーシッターを雇うパパ・ママも、実質的には雇用者だ。税金や公的保険料を払い、産休・病休を与えるなど、雇用者として必要な全ての義務を果たす必要がある。
だからこそ、正しい選択をする必要があるのだ。正しい選択をするのに必要な支援の選択肢も、今は増えてきている。ベビーシッター派遣会社の言いなりになる必要はない。必要なところだけつまみ食いすれば良いのだ。タイニーズ・チャイルドケアのような会社は、あなたが必要なときに必要な範囲でプロフェッショナルな支援をしてくれる。
タイニーズ・チャイルドケアは、応募者の全面的な審査を請け負うこともできるし、雇用契約の締結に当たって必要な法的支援のように、特定のサービスを提供することもできる。
Text:アダム・デイリー
イギリスの育児雑誌「FQUK」より転載
父親の育児雑誌『FQ JAPAN』の兄弟誌。セレブパパの子育てインタビューや、最新の育児アイテム、お出かけ情報などを配信している。