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抱っこひもから子供が落下!? “ヒヤリ”としないための対策はこれ!

相次ぐ抱っこひもの事故……。調査した結果、低月齢児を抱っこひもに乗せるときに事故が多く発生していた。抱っこひもの安全に使うために、気を付けなければならないこととは?アンケート結果から具体的な発生状況、対策を考えていく。

抱っこひもに関する調査を実施

抱っこひもの安全な使用を広く伝えていくため、抱っこひも安全協議会は「抱っこひもの安全な使用に関する調査」を実施し、抱っこひもの事故やヒヤリハット事例を調査した。

その結果、3696件の回答が寄せられ、抱っこひもを使用している時に体験した危険な状況や、不注意による危険行為などのデータを集めることができた。

これらのことは、抱っこひもを使うパパママの現状を知ることができるデータとして、ぜひ参考にしてほしい。以下、アンケート結果をご覧いただこう。


抱っこひもを安全に
使用できている?いない?

2019年度ヒヤリハットや製品事故体験は全体の26%であり、前年度より5ポイント発生率が下がっている。その中で実際に起きた事故は2%(55件)で、落下16件、打撲14件、圧迫7件、転倒5件、挟む4件、その他6件であった。その中で、重大な事故につながったのは0件だった。

ヒヤリハット体験の種類


ヒヤリハットの体験として最も多かったのが「抱っこひもからの落下」であった。これは前年度よりも4ポイント多く、84%に上った。続いて多かったのが「手や脚への圧迫」であった。ヒヤリハットの体験はこの2つに集中している。

事故・ヒヤリハット体験が発生した状況


事故・ヒヤリハットが起こった状況として、「抱っこひもに子供を乗せるとき」(41%)、「かがんだとき」(27%)、「歩行中」(25%)の3つで多く発生している。「かがんだとき」は前年度より3ポイント減少し、改善傾向にあるが、「抱っこひもに子供を乗せるとき」は7ポイント増加し、悪化の傾向にある。

月齢別にみるヒヤリハット事例と発生状況


抱っこひもに子供を乗せる時のヒヤリハットとして、0ヶ月~6ヶ月の低月齢児の間で最も多く発生していることが分かった。原因として出てきた回答は、「正しく使用していない、装着のミス」であった。

抱っこひも内での乳幼児の姿勢が原因で、生後0ヶ月~4ヶ月の首が座らない時期のみ最も高い数値であった。

抱っこひもの装着時にはバックルを留める間につい手を離してしまいがちであるため、特に注意が必要。装着に慣れるまでは、ベッドなどの柔らかな場所の上で、低い位置から装着を行うことが大切である。

お子様を乗せる時のヒヤリハット事例

低年齢児では「乳幼児姿勢・首かっくん・折れ曲がり・開脚」などの、乳幼児の姿勢に関するヒヤリハットが多く報告されている。また、「正しく使用できていない・ミス・取り扱いが難しい・落下」など、使い方が原因で発生するヒヤリハットもあり、いずれも低月齢児に目立つ結果となった。

ここでいくつかの事例を紹介していく。

■すり抜け・仰け反り

・普段使い慣れていない旦那が抱っこひもを使用した際、バックルを一部つけ忘れてしまい子供がすり抜けそうになった。(0~1ヶ月)
・首の後ろで留めるバックルを締めようと前かがみになったとき、子供が滑り落ちそうになった。(1~4ヶ月)

■乳幼児の姿勢・折れ曲がり・開脚

・片方の足がちゃんと出ておらず、中で折れ曲がった状態になっていた。(1~4ヶ月)
・新生児から使えるものを買ったものの、お互いが慣れておらず首がぐらぐらしてしまった。首の向きが変えられず、窒息しないか心配だった。(1~4ヶ月)

■正しく使用できない・装着ミス・説明書が難しい

・説明書が分かりずらく、新生児がかなり苦しそうだった。(0~1ヶ月)
・説明書を読んでも首が座っていない子供につける付け方が分からず、YouTubeで付け方を乗せている一般の方のやり方を見てようやく理解した。(1~4ヶ月)



抱っこひも装着は慎重に

抱っこひもの性能が進化し、便利になっている。新生児から3歳まで使えるようにサイズ変更できたり、抱っこひもの方法を複数回変えらえたりする。

その反面、使用が複雑化しており、慣れるまでに時間がかかり難しいと感じるパパママがいるかもしれない。そのため、間違った使用方法で多くの事故やヒヤリハットが発生している。

低年齢児は自分で体勢を変えることができない。そのため、パパママが赤ちゃんをぴったりと抱きしめてあげること、慣れるまでは危険がないように低い位置で装着することなど、安全な装着が大切である。

パパママが説明書を理解し、正しい使い方を確認した上で、抱っこひもを使用してほしい。

DATA

抱っこひも安全協議会

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