秋の紫外線も侮れない! 日焼け止めを塗るべき本当の理由とは
2019/10/07
日焼け止めは、日差しの強さや肌の焼けやすさに関係なく、誰もが塗るべきものなのだ。日差しの弱い秋の日に、日焼け止めを塗る人はごく少数だろうが、紫外線対策は欠かせないことだ。
色白な子供や日焼けしやすい
子供のためだけのものではない!
私はエステサロンに定期的に通っているが、ある日、私がどの日焼け止めを使っているのかエステティシャンが聞いてきた。「日焼け止めは使っていません。日焼けしにくい体質です。」と即答した。そのときの彼女の表情は忘れられない。思わず答えを訂正したくなったほどだ。
日光は、ビタミンDの生成のためには不可欠なものだ。しかしながら、紫外線は様々な皮膚病、日焼け、そして皮膚がんを引き起こす原因ともなる。この有害な光線は、人種を問わず皮膚の奥まで届くため、色白の人だけの問題ではない。日焼け止めを塗ることで、これらの影響を最小限に留めることができるのだ。
私たちの皮膚は、ケラチン、コラーゲン、エラスチンなどのタンパク質で満たされている。これらのタンパク質は、私たちの肌が健康で、美しく、なめらかに保つために働いてくれている。日差しの強い日には、何らかの手段で守ってあげないと、これらのタンパク質は文字通り一掃されてしまう。つまり、肌は無防備になってしまうのだ。
日焼け止めを塗るべき理由として明らかなのは、子供とパパママを日焼けから守ることだ。もしもあなたが私と同じような色黒な肌質であれば、テレビで見るような典型的な意味での日焼け(皮膚に大きな赤い染みができて、触ると痛く、だんだん皮がむけていくような日焼け)はしないだろう。しかし、見た目上は日焼けしていなくとも、日焼けしていないというわけではなく、太陽光に含まれる有害な紫外線の影響を受けない超人的な皮膚の持ち主である、ということを意味するわけでもない。
それならば、子供とパパママのために、外出するときは、日焼け止めを塗った方が良いのではないだろうか。例え快晴でなくとも、紫外線にさらされることになるのは同じなのだ。
いつ、どのように塗るべき?
実は日焼け止めにはいくつか種類がある。例えば、スプレーローションタイプのものは、素早く塗ることができるので子供には最適だ。あるいは、クリームタイプのものもあるので、好みの応じて使ってみると良い。化学物質を避けたいのであれば、天然由来のオーガニックな日焼け止めというものもおすすめだ。
また、基本的には、毎日外出前に日焼け止めを塗っておくべきだ。特に日差しが強い日は、2時間ごとに塗りなおすことも忘れないようにしなければならない。加えて、運動や水泳後には塗りなおす必要があることも覚えておいてほしい。
Text:FQ UK