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ロマンのある育児と人生に! 「人生100年」の令和時代を生きるパパの理想像とは?

定年してから30年以上を生きる時代。長い人生だから、育児は楽しんだほうが良いに違いない。令和という新しい時代にふさわしい父親像とはなんだろ? 令和のパパたちよ新しい父親像を作ろう!「人生を楽しくデザインする」方法を紹介する。

パパになる心構えを整えて
産前ママを安心させよう

今回は、「令和時代のプレパパに伝えたいこと」について。2009年10月に日本初の父親学校ファザーリング・スクールを開校。父親に必要なマインド/スキル/知識を学び、パパ友ネットワークをつくり、父親という生き方を楽しむための連続講座を開催。150名以上の受講生が笑っている父親となって卒業しした。

この実績をもとに、現在は自治体と協働してパパスクールの名称にて、父親が主役の子育て連続講座を展開している。また自治体で実施している母親学級・両親学級(父親学級)にFJから講師を派遣。パパができる乳児の世話の仕方、妊娠中・出産前後のママをどのようにサポートするか、仕事と家庭の両立のアイデアなどをレクチャーをしている。

こうした活動を通して伝えたいのはノウハウではなく、父親に必要なマインド。父親には独身時代とは違った心構えが必要になるのだ。パパは出産が近づくにつれてお腹が大きくなることもないので、出産を自分の事として捉えにくい。だから「出産・育児は夫婦による共同作業なんだよ」ということを伝えている。産前からパパが産休や育休について調べているのを見るだけで、ママは安心してくれる。「パパも父親になる準備ができている」というサインを送ることができるのだ。ママがリラックスしていられれば、お腹の赤ちゃんにも良い影響を与えるはずである。

令和のパパたちよ
新しい父親像を作ろう

FJでは令和の時代にも、より男性が育児参加しやすくなるよう、様々な活動をしていく。例えば、対自治体への両親学級設置義務・受講への強い勧奨。父親になる前のインプットの重要性を鑑み、まず両親学級全国調査を実施して、それをベースに令和時代にあるべき両親学級を提示する。

国に対しては、育児・介護休業法に関連した活動を予定。現状の「休暇」「休業」は「休み」を連想させ、「休みは頂くもの」という発想の日本人には職場への過度な配慮が伴う可能性が高い。これを「親時間」「父親時間」など、子供が生まれたら家族で迎える文化の醸成に寄与する名称への変更を提案する。

さらに、現状の育休取得希望者が申請する手続きから、全父親が取得する前提として、取得しない男性社員が「拒否申請」を提出する方法に変更することを提案。これにより男性の育休取得率がググっとアップするはずだ。こうして眺めてみると、徐々にではありますが、男性も育児参加しやすい環境が整ってきている。そんな中で令和のパパたちは、どのように生きていけば良いのか?バブル経済なんて過去のもの。かつて勝ち組といわれた業界・職種に就職できた人が、必ずしも人生の成功者でいられるとは限らない。仕事を頑張っても給料は増えない……そんな時代になっている。さらに言えば、定年してから30年以上を生きる、いわゆる「人生100年時代」を迎えようとしている。

そんな時代だから「自分の人生をデザインして楽しむ」……そんな父親が求められるはず。父親として育児を楽しむ過程で、自治会や子供会に顔を出してみてはどうだろう。PTA活動や子供が所属するスポーツチームを手伝うのも良いものだ。学生時代に楽しんでいた趣味を再開してみると、新しい出会いや発見があるはず。

そこで得られる無形資産が、人生100年時代にきっと役立つ。子育てを楽しみつつ、自分の人生を楽しんでいるパパ……そんな新しい父親像を令和のパパたちに作っていって欲しいと願っている。

PROFILE

安藤哲也 TETSUYA ANDO

1962年生まれ。2男1女の父親。2006年、NPO法人ファザー リング・ジャパン(FJ)を立ち上げ代表を務める。NPO法人タイガーマスク基金代表。厚生労働省「イクメンプロジェクト」推進チーム顧問、内閣府・男女共同参画推進連携会議委員などその活動は多岐に渡る。新著は『「仕事も家庭も」世代の新・人生戦略「パパは大変」が「面白い!」に変わる本』(扶桑社)

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