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色の変わってゆく我が子のうんち……。慌ててばかりのパパは卒業! 赤ちゃんが生まれてから役立つ7つのヒント

赤ちゃんが産まれてから初めての1週間。なにが待ち受けているのか、知りたくはないだろうか? 睡眠時間の確保や、色の変わってゆく我が子のうんち。新しい命を育てるということは、初めて経験することにまみれているのだ。

子どもの誕生は人生で
も最も興奮する出来事の一つ

妻が妊娠していた8ヵ月に起きたことについてはある程度の心の準備が出来ていたとは思うが、病院から自宅に赤ちゃんを連れ帰る瞬間について事前に十分な心の準備をしておくことはできないだろう。

それは、人生の転機である。赤ちゃんの世話をするという重大性に「圧倒」されるとともに「困惑」した、というのが多くの先輩パパたちの証言だ。あなたやあなたのパートナー、そして赤ちゃんが、疲労困憊、冷え切ったコーヒー、汚れたオムツ、多くの訪問客等に形容される最初の一週間を生き抜くための7つのヒントを紹介する。


赤ちゃんが世界に適応する手助けを!

あなたの赤ちゃんにとって「産まれる」というのは、あらゆる雑音が一つに混ざり合う安全安心な水の世界から、まばゆい光や騒音、においに満たされた境界のない世界に出てくることを意味する。あなたの赤ちゃんはこうした環境に急速に適応していくことになるが、その移行をスムーズに進めるため、音や光の刺激は最小限に抑えてあげる必要がある。肌と肌が触れ合う時間は、あなたの心拍を聞かせ、ママとは異なるあなたのにおいに慣れさせるという点で、赤ちゃんにとって大事な時間だ。おくるみや抱っこひもを使えば、自分の境界を確認させ、子宮内の環境を再現することができるため、赤ちゃんを安心させることができる。

 

あなたの睡眠時間については諦めよう

平均的には赤ちゃんは1日16~20時間は寝るものであるが、そうは言っても2~4時間ごとには目を覚まし、しかもそれは昼夜を問わない。午後5時だろうが午前2時だろうが、あなたは起こされることになる。ベビーベッドへの投資は惜しまないようにするのが良い。赤ちゃんを安全に保ちつつ、必要があれば自分のベッドからすぐに手を伸ばすことができる環境を構築することによって、あなたの睡眠の質を少しでも高めることができるからだ。あなたとパートナーが十分休みをとることができるように心掛けなければならない。ただし、SIDS(急性幼児死症候群)のリスクを高めることになるため、赤ちゃんを抱っこしたままソファーや肘掛け椅子で眠りに落ちることがないようにすべきである。

 

パートナーの授乳をサポートしてあげよう

授乳に慣れるのは時間がかかるものなので、このガイドを使ってあなたの赤ちゃんが適正なポジションにあるかどうか確認することで、パートナーを助けてあげるのはいかがであろうか。授乳中の飲食物を用意してあげるのもよい。国・地方ともに育児支援施策を提供していることが多くある。その詳細やNHSのビデオを末尾にまとめたので、適宜参照してほしい。母乳ではなくミルクで授乳している場合は、授乳そのものだけでなく、ミルクの準備についても手伝うことができるはずだ。

 

色が変わるうんちに慣れて

最初の一週間、あなたの赤ちゃんのうんちの色は徐々に変化していく。これを心配するのもよく分かる。しかし、これは普通のことであるし、むしろ授乳に関して全てがうまくいっている証拠なのである。最初のうんちは糖蜜のように黒くて厚いが、3~4日目には緑色をしたゆるいうんちに変わっていく。赤ちゃんがミルクを消化するのに伴い、それがだんだんとマスタードっぽい黄土色に変わっていくので、色の変化に驚かず、落ち着いて対応して欲しい。


赤ちゃんとのつながりを深めよう

赤ちゃんの長期的な身体的成長、精神衛生、そして幸福のためには、親子のつながりを深めることが不可欠である。これの最も簡単な方法は、赤ちゃんを抱っこし、コミュニケーションをとることだ。生まれた瞬間から彼らはあなたの声を認識するので、彼らが起きているときは、何でもいいので話しかけてみよう。生後間もない赤ちゃんは20センチ程度の距離のものしか見ることができないので、赤ちゃんに話しかけるときは、顔を近づけ、アイコンタクトを取るよう心掛けねばならない。赤ちゃんの抱き心地や彼らの出す音を楽しんではいかがだろうか。

 

パートナーをサポートしよう

彼女は、身体的にも精神的にも出産から立ち直ろうとしているだけでなく、母乳の生産を促すホルモンの急増加やエンドルフィンの減少(きつい月経前緊張症のようなもの)に苦しむことになる。泣いたり、叫んだり、チョコレートやハグを求めるのは、極めて普通のことなのだ。彼女がきちんと飲食できているかに気を配りつつ、可能な限りゆっくりとさせてあげることが重要である。

 

訪問客は少なめに抑えよう

多くの人が赤ちゃんに会いたがるのは当然のことだが、色んな人がやってきて、知らない人に代わる代わる抱っこされるのは赤ちゃんにとっては不快なものであり、多くの場合彼らはぐずるに違いない。訪問の際は事前に電話連絡をさせるとともに、訪問時間は1時間以内に収めるよう、家族や友人には事前に伝えておくのが良い。ついでに夕飯を持ってきてもらう・訪問客がいる間に洗濯を済ませてしまうというのも得策である。利用できるものは何でも利用するべきである…!


Text: アダム・デイリー(FQ UK)

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