夫婦の距離感 vol.02 “セックスレス”
2014/04/16
出産後のセックスレスは、ほとんどの夫婦が通る道。ゆえにこれは、2人の絆を強くするためのチャンスととらえることもできる。産後の理想的なセックスライフについて、専門家に話を聞いた。
妻がどんなセックスを求めているか
あなたは知っている?
愛しあうカタチはひとつじゃない
産後セックスレスとの向きあい方
出産後のセックスレスは、ほとんどの夫婦が通る道。
ゆえにこれは、2人の絆を強くするためのチャンスととらえることもできる。
産後の理想的なセックスライフについて、専門家に話を聞いた。
母親になった妻は、新しい役割を
担うために全エネルギーを注ぐ
妻の産後はあまりに過酷だ。赤ちゃんと対面した喜びも束の間、ノンストップで育児がスタート。疲労を抱えたまま24時間体制で世話をする。一方で夫は生みの苦しみを味わっておらず、自分の役割や立場の変化を実感しづらい。妻の体調変化や育児の苦労にも鈍感で、妻と赤ちゃんに置いていかれた寂しさを感じていることさえある。こうした夫婦間の気持ちのズレが夫婦を「産後クライシス」へと導く。一体、どうしたら産前のように愛し合う男女に戻れるのだろうか?
〝性のオープン化〞を啓発している「JASH 日本性の健康協会」代表の山口いわおさんに聞いてみた。
「母親モードに入った妻は、新たな役割を全うするために、すべてのエネルギーを使っています。育児に奮闘する妻を、〝女〞として見ようとすると、『赤ちゃんがいて大変なのに、産前みたいに女をキープできるわけないでしょ!』と思われてしまうのがオチ。しかも、出産後の妻の体はかなりデリケートな状態にあります。赤ちゃんが数時間おきにおっぱいを吸っているので乳首に痛みを感じていることもあるし、出産時に膣を傷めている場合は、挿入に対して不安や恐怖を抱きやすい。ですから、産後は母親である妻を尊重し、女性として意識した扱いは、時間を置いてからの方がいいと思います」。
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