夫婦の距離感 vol.01 “産後クライシス”
2014/04/09
認めてもらえないのは
愛されていないから
かろうじて離婚は免れたとしても、そんな状態では、何をやってもうまくいかない。何かにつけてダメ出しをされ、「使えない」「やらなくていい」「あっち行ってて」と八つ当たりされる。すねている場合ではない。当然なのだ。好きでもない男が家の中にいるのである。考えただけで気持ち悪いだろう。
どんなに家事や育児を頑張っても、褒めてもらえない。これも当然だ。好きでもない男に優しくされたって嬉しくもなんともない。それに、今まで妻の家事や育児を褒めてあげたことがあっただろうか。因果応報だ。
方法は1つしかない。「愛を取り戻せ!」。
しかし、一度自分を見限った女性を再び口説くほど難しいことはない。
不仲な夫婦は、いつ爆発してもおかしくない爆弾を抱えているようなもの。常に緊張が張り詰める。その緊張の中で育つ子供は気の毒だ。常に母親と父親の顔色をうかがいながら生活しなければならない。のびのびと自我を育てることができず、自己肯定感が育たない。
対処が遅れれば遅れるほど、リカバーは難しくなる。しかし手遅れということはない。妻の愛情を失ってからそのことに気付くまでがたとえば1年あったなら、1年をかけて愛情を取り戻す覚悟を決めよう。既に3年経っているならば、今から3年、何度KOされても立ち上がる覚悟を決めよう。
【夫婦の距離感 prologue】はコチラ