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基礎知識

産後のママはどんな状態? 妻を支えるために知っておくべき『産後ケアの基本』

限界まで無理をしないこと
専門家にサポートを頼む

核家族化が進んだことで、産後すぐから夫婦ふたりで子育てを始める世帯が増加。夫婦だけで子育てを抱え込んだ結果、産後ママのみならずパパまで産後うつを発症する例も。十分な産後ケアを行うためには、専門家の力を借りるのも有効だ。

地域の子育て支援センターや母乳外来、助産院などのほか、注目が高まってきているのが、産後ケアに特化した「産後ケアリスト」や「産後ケアセンター」などのサービス。気兼ねなく相談してみよう。

産後ケアリスト

産後ケアの知識を持ち、多方向からママを支援する専門職のこと。一般社団法人日本産後ケア協会による「産後ケアリスト認定講座」を受講し、 認定試験に合格した専門家たちが、悩みの尽きない産後ママをサポートしてくれる。サポートやサービスの内容、利用料金は産後ケアリストにより異なる。

全国の産後ケアリストはこちら

産後ケアセンター

出産後の育児支援を目的とし、母親と赤ちゃんが一緒に過ごせる宿泊型ケア施設のこと。看護師、助産師を中心に臨床心理士、産後ケアリストなどの専門職が24時間体制で産後ママのケアに当たってくれる。産後ママの休養と体力回復に向けてさまざまケアと癒しのプログラムも。

全国の産後ケア施設はこちら

一般社団法人日本産後ケア協会

産後の女性の心とからだをサポートする産後ケアという概念の普及に尽力。専門職「産後ケアリスト」の育成、産後の母子をケアする「産後ケアセンター」の促進などに取り組むことで、少子化対策、地域の子育て支援、虐待防止への貢献を目指している。

一般社団法人日本産後ケア協会
〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町4-1 新紀尾井町ビル3F
TEL:03-6272-3542
メールアドレス:jimukyoku@sango-care.jp

教えてくれた人

一般社団法人日本産後ケア協会代表理事

大久保ともみさん


子育てでは、区のサービス、民間ベビーシッター、実母、友人、保育園など、ありとあらゆる社会的資源を駆使しながら仕事との両立を経験。子育てサービスが溢れる社会を目指して、2013年3月5日(産後ケアの日)に協会を設立。

 

 


FQ JAPAN VOL.64に転載

※2022年に公開した記事の更新版です



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