「愛される夫」になる! 父親たちの新マニフェスト
2018/06/20
妻の「なんで?」な
行動のメカニズム
子育てに参加したいのに、何をしたらいいのかわからず妻からの評価は低いまま。しかも突然キレられ、ただオロオロ……。男女の脳の違いを理解し、相手を知ることで本物の夫婦関係が始まる。
子育て期は男女の激動期
役割が違うから絆が深まる!
妻の不思議を探る前に、「父親の存在意義」を考えてみよう。ライオンやゾウを見ればわかるように、ほ乳類のオスは育児をしない。一体なぜ人間だけが子育てするのだろう? ヒトが産まれ、1人で歩き、自分の力で食べ物を口にするようになるまで、誰かの世話が必要だ。しかも片時も離れられずに、つきっきり。その世話役が妻。そして、狩りをしてエサを運び、外敵から母子を守る。長い間、それがオスの役割であった。
子供が自力で生きていけるように、夫婦が力を合わせて養育をする。それが子育て! 女性が安心して子育てできる環境を、男性が経済的・精神的に守らないと、子供はすくすく育たない。オスの役割は、母子がお腹をすかせる心配なく、安心して子育てできる環境を作る。それが基本だ。
妻がキレる原因は基本的に「子供を守る本能」。男性にはまったく理解不能なことも、女性にとっては当たり前のこと。なぜならそれが子供を守るための脳からの指令だからだ。男女の脳の構造やホルモンの違いをきっちり理解すれば、キレる秘密が明らかになる!
ところで、あなたはなぜ生まれてきたの? その目的の1つは、遺伝子を残すこと。恋愛期は快楽ホルモン「ドーパミン」によってセックス・モードになり、子育て期は幸せホルモン「セロトニン」が活性化する。赤ちゃんの誕生は夫婦関係の大変革期でもある。それにあわてず、互いの違いに気づき、子育てを通じて一緒に互いの成長に感動する。それが夫婦の絆を深める第一歩かもしれない。