来たる『人生100年時代』、父親はどう生き抜く?
2018/06/20
父親は、自分たちの未来を
どう見ているのか
■自分のキャリアをどこまで描いているか?
「あなたは5年後、10年後のキャリアプランを描けていますか?」という質問に対しては、「考えたことはあるが全く描けていない」48%、「10年後は描けていない」18%、「5年
後は描けていない」3%で、これらを合わせると子育て世代の約7割が、5年後、10年後のキャリアプランについて「描けていない」ことが判明。さらに、「考えたことがない」人も約2割だった。
■子育て世代の多くが「金銭」「健康」に不安
「あなたの今後の人生に関して『不安」に感じるのは何ですか?」という問いには、「定年後の生活資金」60%、「年金受給の有無」55%、「社会保険料の増加」35%、「住宅ローン・建て替えや補修支出」32%と、金銭面に不安を抱える回答が目立つ。また、「自分自身の健康」52%、「家族の健康」49%、「親の介護」45%など、健康を気にする人も多いようだ。
■人生やキャリアのために行っていること
また、『人生100年時代』を日頃から意識している人の中では、「家族との時間や生活を大切にする」「趣味の時間をとる」「個人で本を読んだり勉強する」といった行動を起こしている声が多かった。
(グラフ引用:NPO法人ファザーリング・ジャパン公式サイト)
他人事ではない『人生100年時代』
少しずつ考えて行動を
調査結果では、『ライフシフト』や『人生100年時代』に対するパパたちの意識はまだ低く、金銭面や健康面で漠然とした不安はあるものの「何から始めたら良いのかわからない」状態の人が多いことが判明した。
この結果を受け、FJ代表の安藤哲也氏は「私たち子育て世代は日々仕事に育児に忙しいが、来るべき100年ライフを楽しむためにも学び直しの機会を持ち、自身のキャリア展望、無形資産の構築、そして子供の自立へのサポート等を心がけることが重要だ。FJは人生100年時代をポジティブに捉え、特に父親の意識向上と実践に繋がるような支援事業を今後も展開していく。」と話している。
DATA
NPO法人Fathering Japan(ファザーリング・ジャパン)