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出産に立ち会う際、父親が覚悟すべきこととは?

彼女にふりかかる
“恐怖”とは?

僕のパートナーのリサがそんな”恐怖”に襲われたのは、分娩第1期から2期への移行期だった。想像を超える陣痛の苦しみの助けになるものなんて、ちょっとした鎮痛作用のあるガスの吸入だけ。彼女はそんな状況に絶望してしまったんだ。

さらに「初めての出産だからきっと何十時間もかかるはず。それなのにまだ2時間しか経ってない!」、なんて風に思い込んでしまった。もうすでに限界なのにまだスタート地点。これがこの先果てしなく続くという恐怖に押しつぶされてしまった彼女は「何とかしてこの痛みを止めて!」と泣きだしてしまったんだ。

パートナーが激痛に苦悶する姿を見ていなければいけないのは、本当につらかった。リサは痛みに対して絶対に薬を使わないと決めていたんだけど、僕は見ているのがつらくて、もう少しで助産婦さんに鎮痛剤をお願いするところだった。



こういう状況になったとき、君も彼女もどうしたらいいかわからなくなってしまうかもしれない。パパ友のマックスの奥さんは常に少し大げさに騒ぎがちな人なんだけど、「いっそ死んじゃいたいわ! お願いだから死なせて! この苦しみから開放してぇ!」なんて感じで助産婦さんに泣きついたんだって。

でも、こんな状況が来たってことは、君たちの夫婦の「妊娠」っていう長く曲がりくねった道がもうすぐ終わりってこと。君たち家族に新しいメンバーが加わりますよ、っていうサインだから安心していいと思う。(それどころじゃないだろうけど……)

~次回へ続く~

PROFILE

ジョン・スミス

世界的ベストセラーとなった「The Bloke’s Guide to Pregnancy~野郎のための妊娠ガイド~」の著者でもあり、英国版FQをはじめ多くの育児雑誌でコラム等を執筆する。


TRANSLATION/MIDORI MIURA

FQ JAPAN VOL.07より転載

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