終わらない仕事と上手に付き合う”3つのアイデア”
2018/06/04
アイデア3:「仕事を持ち帰るな」はウソ。
残った仕事は子供が 寝てからやる
「家庭に仕事は持ち帰らない」。言い古されたセリフではあるけれど、そのためにいつまでも、家に帰れないのでは本末転倒。あえて「家庭に仕事を持ち帰る」決断も時には必要。
そもそも「家庭に仕事を持ち帰らない」といわれるのは、「家にいる間は仕事のことを考えるべからず。スイッチを切り替えんしゃい!」というもっともな教え。「仕事が終わるまで家に帰っちゃいかん」という意味では決してない。逆に言えば、カバンの中に 「仕事」が入っていても、頭のスイッチさえ家族モードになっていれば問題ないのだ。「家に仕事を持ち帰らない」というポリシーのために、家に帰れないほうがよほど問題だ。
家に帰ることを優先するなら、こんな作戦もアリだ。先に退社時間を決めて、会社にいるうちにやっておかなければならない仕事を優先的に終わらせる。時間になったら、残りの仕事をカバンに詰め込み、帰宅する。家では家族との時間を満喫する。家族が寝ている間に残りの仕事を片付ければ、仕事もできるし、家族も喜ぶ、というわけ。
「子供を寝かしつけてから起きて仕事をするのは辛い」という声も聞く。そんな場合は、「朝活」がお勧め。家族との時間を満喫したら、子供と一緒に寝てしまおう。
例えば残りの仕事に2時間かかるとする。21時に子供を寝かしつけてから眠たい目をこすって23時まで仕事をするのと、先に8時間睡眠を取ってすっきりぱっちり5時に起き、家族が起きる朝7時まで仕事するのとでは仕事をしている時間は同じ。むしろ朝活のほうが仕事ははかどるはずだ。
つづく
Text >> TOSHIMASA OTA, TAIZO HORIKOMI, MUNEKATASUMITO
FQ JAPAN vol.22より転載