双子ファミリー向けのオシャレな3人乗り自転車登場
2018/05/23
子供とのお出かけや保育園・幼稚園への送り迎えに重宝する自転車。子供を2人まで載せられる3人乗り自転車はこれまでもあったが、「双子向け」という新たなコンセプトの自転車が登場! 安心・安全設計で長く乗れて、お出かけがもっと楽しくなる!?
3人乗り自転車は
運転しづらい……
幼児2人を乗せられる3人乗り自転車といえば、「1人を前に、もう1人を後ろに」乗せるタイプが一般的だ。
しかし、前に子供を乗せるとグラついて運転が不安定になったり、安全基準により前が4歳(体重15kg)未満、後ろが6歳(体重22kg)未満と定められていることから、年齢の近い双子や年子は使用期間が短くなるというデメリットがあった。
そんな中、これらの問題を解消する新たな3人乗り自転車が登場。双子ファミリーのことを考え抜いて生まれた、画期的なアイデアとは?
後ろに幼児が2人乗車!
双子も長く使える新モデル
自転車用品を製造するオージーケー技研株式会社(以下OGK)は、6歳未満の双子や年子の幼児2人を後ろに乗せて公道を走ることができる「幼児2人同乗用三輪自転車”ふたごじてんしゃ”」をリリース。日本初のBAA(自転車安全基準)の認定を受けたこの自転車は、2018年5月31日より発売開始する。
ふたごじてんしゃ全3色。左から、いしころくろ色、もみのき色、あおぞら色。
各本体税別¥120,000(専用チャイルドシート別売税別¥15,000)
“ふたごじてんしゃ”を発案したのは、大阪在住の双子ママ・中原美智子さんだ。実際に子育てをする中で、多胎児にあわせたインフラ設備が整っていないことに疑問を感じ、2011年に自ら”ふたごじてんしゃ”を企画。
2014年にはリヤカーメーカーの協力で念願の試作1号機が完成し、自主開催で試乗会イベントをスタートさせた。その後、活動を知った自転車用品メーカーのOGKが商品化を引き受け、量産体制が始動したという。
後ろに2人乗せる3輪自転車という前例のない中、開発にあたって827人ものママたちに試乗してもらい、要望を取り入れながら現在の形に完成させたそうだ。
「幼児2人同上基準適合車」としてBAAの認定を受けていることから、操作性・安全性は抜群。また、3輪自転車といえば「業務用」もしくは「シニア向け」というイメージを払う工夫として、スタイリッシュなデザインに仕上がっている。
ママはもちろん、パパも乗りやすいデザイン。
製造元のOGKは、「低速・停止を得意とする”ふたごじてんしゃ”で、ゆったりとおしゃべりをしながら子供との移動時間を楽しんでもらいたい」と話している。
今まで3人乗り自転車に苦手意識を持っていたママ・パパや、そもそも自転車にあまり乗らないファミリーも、”ふたごじてんしゃ”を使えば、子供とお出かけする楽しさがもっと拡がりそうだ。