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パパ劇場『育王』第一話「生後6ヶ月を制する!」

育児において最も重要な生後6ヶ月を走り抜け! これから始まる長~い育児をうまくいかせるコツ、それは育児期間において最重要と言われる 「生後6ヶ月」を制すること。必要なことすべて、教えます。連載第1回(全3回)。

育王への道 其の一
3つのポイントを理解セヨ

この半年は、赤ちゃん・ママ・夫婦にとって重要な時期が重なっている。

①赤ちゃんの愛着形成期

赤ちゃんは生後6ヶ月頃までに周りにいる人の「声」「匂い」「顔」を認識し、 覚え、「信頼できる人かどうか」を見極めている。泣いている時には「どうしたの?」、オムツ替えでは「きれいになって気持ちがいいね」などの声かけ、抱っこやマッサージなどのスキンシップ、目を合わせてあやしたり、笑ったら笑い返すなどのアイコンタクトを。

②妻の心身の回復期

出産のために開いた骨盤が元に戻るまで約6ヶ月かかり、目に見えない ダメージも残っている。また、ホルモンバランスの急激な乱れやストレスにより精神が不安定になりやすい。「ガルガル期」とも呼ばれるこの時期は、まさに「母親虎が子を守る」かの如く、ママは気が立ってしまうのだ。多くは、ママの性格や気持ちとは関係なく、生理的に起こる一過性の反応なので、パパは重く受け止め過ぎずに、うまく受け流しながら、ママをフォローしよう。

③夫婦の絆形成期

妻が夫への信頼と愛情を深めるのはいつか? 最も大変な時、つまりこの6ヶ月間に妻を助けることで絆は深まる。(厚生労働省のデータによると、夫が積極的に育児や家事のサポートをした夫婦には第二子ができやすい。)そして逆に言うと、この時期の亀裂も大きい。産後夫婦の約半数が「産後クライシス※1」を経験しており、その開始時期は「産後3ヶ月以内」が8割近くを占める※2。そして離婚率が最も高いのは0〜2歳の間だ※3。いかに重要な時期かが見て取れる。

※1 出産をきっかけに夫婦が不仲になること
※2 岡山大大学院保健学研究科調査
※3 厚生労働省調査

 

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» 第二話「ママの状態を把握せよ!」

 


Illustration » KAZUAKI SHIRAI

FQ JAPAN DIGEST VOL.44(2018年春号)より転載

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