あなたはどう?「勝ちたがりパパ」10の傾向
2018/01/10
子供たちのために「かっこいい」パパでありたい。でもそれは、本当に子供たちの方を向いているのだろうか? 英国の大手映画館運営会社Vueが明らかにしたのは、多くの父親達が「かっこいいパパであるべきだ」というプレッシャーを感じているという実態だった。
「勝ちたがりパパ」って
こんなひと
新しい車で学校に乗り付け、子供の宿題を手助けし、運動会のために週末は子供と特訓をする……。そんな「勝ちたがりパパ」※1の実態が、イギリスの調査で分かった。
※1イギリスのコメディショー「The Fast Show」において、誰に対しても勝とうとする父親Competitive Dadというキャラクターが元ネタ。スカッシュや釣りなどあらゆる場面で(時には子供相手でも)勝とうとする(編集部注)。
1,000人の父親を対象とした調査では、「勝ちたがりパパ」の本音が明らかになった。
「勝ちたがりパパ」とは、例えば、子供たちが達成したことをFacebookで自慢したり、最新のおもちゃやアイテムを買い与えたり、常にデザイナーの服を着させる。こんな親たちのことだ。
学芸会の席取りに朝早くから並んだり、休日に流行りの場所を先取りしていくなんてことが頻繁にあったら、それも「勝ちたがりパパ」の兆候である。
調査では、20%の父親たちが、自分は子供にとって友達のような父親であるべきだというプレッシャーを感じていることが分かった。また、2/3以上の人が子供の友達やパパ友から、「かっこいい父親であると思われたい」と考えていることが分かった。
他の父親たちよりも
いい父親でいたい
この調査は、Daddy’s Home 2の発売を記念して、英国の大手映画館運営会社のVueを通じて行われたものである。
Vueの調査に参加した行動心理学者のジョー・ヘミング氏はこう話す。
「父親たちがプレッシャーを感じるのにはどんなわけがあるのでしょう? 1/4以上の人が、自分が子供たちにとっての最も良い父でありたいと答えました。しかし、大半の人は、子供にとって最善であるというよりも、せめて他の父親たちよりもいい父親でいたいという気持ちでいることが分かりました」。
20%以上の人が、学校の用事も自分の印象をよくするために参加すると回答。約30%の人が、校庭で遊ぶときに、ほかの父親たちのことを意識すると答えた。