知ってる?「パパの産後うつ」 症状は?いつまで?
2018/01/12
子供が産まれてから、悩みを抱えるのはママだけじゃない。パパの身にも起こる「産後うつ」について紹介! FQ JAPANの兄弟サイトであるFQ UKの人気記事をピックアップして紹介する。
パパの産後うつは
生後3~6か月の間に現れやすい
長いこと、父親の「産後うつ」は世間一般に認識されていなかった。子供の誕生は、人生を変える素晴らしいイベントだ。しかし、残念ながらそれに伴うストレスも少なからずあり、親を精神的に追い込んでしまうことも珍しくはない。最近では、「産後うつ」は母親だけでなく父親にとっても大きな問題であると注目され始めている
「産後うつ」とはその名の通り、子供が誕生した後に親に見られるうつ状態の一種である。これは、出産後すぐに発症する場合もあるし、徐々に進行していく場合もあり、母親だけでなく父親にも見られるという事がここ数年で発覚してきており、「父親うつ」として知られている。子を持つ父親の内、およそ10%が「産後うつ」に悩まされているといわれる。
「産後うつ」は、赤ちゃんが生まれてから1年の間に最も現れやすいといわれているが、父親の場合は特に、生後3~6ヶ月の間に現れやすいとされている。さらに、一般的には若い男性の方がなりやすく、20代のパパはそのリスクが高い。
「産後うつ」のミステリー
「産後うつ」が引き起きる明確な原因はわかっていない。これは母親の場合も父親の場合も同じだ。ただ、うつは一般的にはストレスや心理的な興奮によって引き起こされるものといわれている。子育てが、人生の中でもストレスがたまりやすい時期であることを考えると、うつが引き起こされる原因の一つに、「父親である」というプレッシャーがあるのかもしれない。家庭での責任が重く、子育てにも時間が取られるため、メンタル面への悪影響は避けられないのだ。
「産後うつ」は他にも様々な要因がある。その中でもカギとなるのがギスギスしやすいパートナーとの関係だろう。妊娠中のパートナーと関係が上手くいっていない場合、産前であれ産後であれ、父親はうつ状態になりやすいという。また、パートナーがすでに産後うつに悩まされている場合は、父親にも「伝染」しやすい。他にも、家族歴、既往歴などがうつの原因になると考えられる。
※2015年2月12日に公開した記事のリメイクです。