ママが顕微鏡でパパが望遠鏡?家庭円満な育児の秘訣
2018/03/08
仕事に育児に、頑張りすぎて空回り。そんなあなたに処方する、人生がちょっとラクになる“発想の転換”アイデア。今回はNPO法人ファザーリング・ジャパンの代表である安藤哲也さんに、子育てに悩むパパたちへのアドバイスをお聞きした。
今日・明日のことは
できなくていいじゃん
普段ママが子育ての主役で、日々の家事や子育てを多く担当してくれている。そんな家庭では、ママは“顕微鏡”パパは“望遠鏡”に徹すると、家庭の運営がうまくいくかも。
あなたの役目は、昨日や今日「できなかった」ことを探すより、もっと家庭の未来を見つめて最善を尽くすことが大事だ。
ママが笑顔なら
家族はうまくいく
家事や育児は「あれもこれもやらなくてはいけない」と考え出すとキリがない。それより大事なのは、家庭のなかでいつもママが笑顔でいること。ちょっと手抜きでも、完璧じゃなくても、ママの心が充実していて幸せを感じているなら、子供も勝手に育つもの。
家庭円満の秘訣はママの笑顔。コレ、何時の時代でも変わらない不変の論理です。
100年ライフという
考え方をしてみる
今は、子育てや仕事に必死なパパも、やがては子育てを終える。
人生は長い。視点をもっと先に、広げて見てみれば、夫婦の時間や趣味、友人や知人とのつながり、地域活動、やがて介護など、色々な要素が混ざり合って進んでいく。
今はもっと気楽に、父親を楽しむことだけ考えるのも悪くない。
PROFILE
安藤 哲也 TETSUYA ANDO
1962年生まれ。2男1女の父親。2006年、NPO法人ファザーリング・ジャパン(FJ)を立ち上げ代表を務める。NPO法人タイガーマスク基金代表。厚生労働省「イクメンプロジェクト」推進チーム顧問、内閣府・男女共同参画推進連携会議委員などその活動は多岐に渡る。新著は『「仕事も家庭も」世代の新・人生戦略「パパは大変」が「面白い!」に変わる本』(扶桑社)
Text>>REGGY KAWASHIMA
FQ JAPAN VOL.45より転載