残業80時間が過労死ライン!? 逆行の「働き方改革」
2017/04/25
知っておきたい
「働き方改革キーワード」
● ホワイトカラー
事務系の仕事をする労働者のこと。「白い襟」の背広を着ることが多いことが由来。それと対比して、工場などで働く生産労働者をブルーカラーと呼ぶ。
● 裁量労働制
業務の遂行方法が大幅に労働者の裁量に委ねられる一定の業務に携わる労働者について、労働時間の計算を実労働時間ではなくみなし時間によって行うことを認める制度。
● 36(サブロク)協定
労働基準法第36条に基づく労使協定のこと。「労働者は法定労働時間(1日8時間1週40時間)を超えて労働させる場合や、休日労働をさせる場合には、あらかじめ労働組合と使用者で書面による協定を締結しなければならない」と定められているが、事実上、制限のない時間外勤務を課せられるケースもあり、制度見直しのポイントとなっている。
● インターバル規制
時間外労働などを含む1日の最終的な勤務終了時から翌日の始業時までに、一定時間のインターバル(間隔)を保障することにより従業員の休息時間を確保しようとする制度。
柚木道義(MICHIYOSHI YUNOKI)
1972年岡山県生まれ。超党派イクメン議連の共同座長。
2005年衆議院議員選挙岡山県4区にて初当選。現在、民進党国会対策委員会副委員長、民進党岡山県連代表、衆議院厚生労働委員会委員、法務委員会委員、消費者問題特別委員会委員を務める。プライベートでは長女6歳、長男3歳のパパ。
Text » FUKA SASAHARA
※FQ JAPAN VOL.42(2017年春号)より転載