実は知られていない! 海外と日本の子育て支援比較
2016/10/19
「パパの育休」比較
スウェーデン
スウェーデンでは、得する制度で男性育休取得率9割!
スウェーデンでは、父親・母親合わせて480日の有給育児休暇を取得することができる。480日のうち父親が取得できるのは90日。これは取得しなければ消滅してしまうため、男性の育休取得率の向上につながっているようだ。
日本
男性が育休などを取るため、わかりやすい冊子がある!
男性が育休を取るまでにどのような手順を踏み、何を準備するべきか? という疑問を解決してくれる、無料の冊子を配布中。イクメンプロジェクト(厚生労働省)が発行する「父親の仕事と育児両立読本」、また、配偶者の出産直後の男性の休暇取得を促進するさんきゅうパパプロジェクト(内閣府)による「さんきゅうパパ準備BOOK」など、HPからも無料ダウンロードできるので活用してみよう!
日本
男性が育休をとった企業は最大60万円もらえる!?
本年度より「出生時両立支援助成金」が新設され、男性社員が育児休業を取得しやすい職場環境作りに取り組み、男性社員が育児休業を取得した企業を対象に、最大60万円※が支給されることになった。男性本人と企業、双方にメリットとなるこの制度で、男性育休取得の増加が期待できる。(厚生労働省)
※支給対象となるのは、①男性が育児休業を取得しやすい職場風土作りに取り組み、②子の出生後8週間以内に開始する連続14日以上(中小企業は連続した5日以上)の育児休業を取得した男性社員がおり、③支給対象となった男性社員の育児休業の開始前3年以内に連続14日以上(中小企業は連続5日以上)の男性の育児休業取得者が出ていない等、一定の条件を満たした事業主を対象とし、1年度につき1名まで。支給額は、中小企業は60万円(2人目以降は15万円)、大企業は30万円(2人目以降は15万円)
Special Thanks »
千葉県浦安市 松崎秀樹市長
厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 職業家庭両立課 育児・介護休業推進室
内閣府 子ども・子育て本部
Text » FUKA SASAHARA
※FQ JAPAN VOL.40(2016年秋号)より転載