今日からできるテクで寝かしつけのプロになろう!
2016/09/12
子供にとっての睡眠は、1日の疲れを癒すと同時に、成長するための大切な時間。寝かしつけテクを覚えて、すんなりと眠りにつけるよう、サポートしてあげよう!
規則正しい生活リズムと
寝やすい環境をつくるべし
子供は生活リズムが整っていないため、なかなか寝つけなかったり、夜中に起きてしまうこともある。自然に寝つけるようになるまで大人が働きかけてあげることが必要だ。寝かしつけを成功させるには、起床や就寝時間など生活リズムを整え、室温21〜23℃、湿度は50〜60%くらいで暗く静かな環境にすることが大切。いろいろ試しながら、我が子が確実に眠れる方法を探していこう。
1. 呼吸を合わせて一緒に添い寝すべし
子供の呼吸に合わせてパパも呼吸すると、一定のリズムを心地よく感じ次第に落ち着いてリラックスできる。さらに身体が優しく触れるように添い寝してあげると安心感が増して、眠くなることが。赤ちゃんは腹式呼吸、子供は胸式呼吸が主。お腹や肩が上がっていると息を吸っている、元に戻ると吐いている状態ということも、覚えておこう。
2. 眠るまでの流れ=入眠儀式を作るべし
お風呂に入った後、水分補給をし、薄暗い部屋に行くというように、寝るまでに決まった流れ=入眠儀式を作ると、安心感につながり、自然と眠くなるように。入眠儀式は同じ内容を同じ順番、そして同じ時間帯に行うのがコツ。また、寝る前は身体を使った遊びやテレビなど刺激の強いものより、絵本を読んだりしながらゆったり過ごすといいぞ。
3. 寝かしつけているパパの気持ちも大切
「早く寝ないかな」「明日の仕事は……」などと、寝かしつけている間にプレシャーをかけたり、他のことを考えていると、子供はそれを敏感に察知して眠れなくなってしまう。また、寝かしつけている最中にケータイやゲームなどイジるのもNG。テレビ同様刺激が強すぎるため、パパだけでなく子供も目が冴えてしまうぞ。我が子としっかり向き合うことに集中すべし。
4. 寝返りできるまではうつぶせ寝禁止!
うつぶせに寝かせるとあおむけ寝と比べてSIDS(乳幼児突然死症候群)の発症率が高いという報告が。SIDSとは眠っている赤ちゃんが突然亡くなってしまう病気で、生後2~6ヶ月の赤ちゃんに多いとされている。医学上の理由でうつぶせ寝をすすめられている場合以外は、自分で寝返りができるまでうつぶせ寝は厳禁だ。
【監修】緑園こどもクリニック 山中龍宏先生
Illustration » MASAFUMI OHNO
Text » RIE SUGITA
FQ JAPAN DIGEST VOL.34(2015年秋号)より転載