インドアでアウトドアできるBESSの家づくり
2016/06/03
自由な発想で暮らす
光と風と住まう家
今回の物件、G-LOGと[ジーログ]とワンダーデバイスは、“うち”と“そと”をゆるやかにつなぐ土間やデッキに、開放感抜群の吹き抜け。極力間仕切りを使わずに自由な発想で空間を構成することで、光が舞い風が吹き抜ける解放的な暮らしを提案している。
その一方で、想像の世界を豊かに育む〝おこもり空間〞を忍ばせることも忘れない。G-LOGの特長的な三角屋根の下には、はしごで出入りする小空間「グルニエ」や、フルオープンサッシでデッキとつながった大空間ロフトを配置。その先にひろがる空中軒下〝NIDO〞は、三角天井の個性的な野外テントそのものだ。ワンダーデバイスは、「暮らしを楽しむための装置」として開発された、住む人の遊びごころで作りあげる人気シリーズだ。
ふんだんに使われた無垢材のテクスチャーは素肌をやわらかく刺激し、思わず寝転びたくなる心地よさ。家じゅうをほのかに満たす森の香りをいつでも深呼吸できる幸せは、何ものにも代え難い。子供が外遊びや自然体験を通して得るものは、必ずしも〝そと〞にあるわけではない。家の中で育まれるものも多いはず。BESSの家は、そんな子育ての視点・暮らし方をかえてくれるチカラにあふれている。
今回の物件
BESS
G-LOG/ワンダーデバイス
新世代ログハウスG-LOG(写真・左)とワンダーデバイス(写真・右)。G-LOGは、大きな勾配を持つ三角屋根や内でも外でもある“超ベランダ空間”「NIDO」が特長だ。ワンダーデバイスは、直線的な外観とウッディな内装とのギャップが魅力。土間・吹き抜け・ロフトなどの遊びごころをくすぐる空間構成に、デバイスのウンテイや、スベリ棒を加えれば家全体が秘密基地! 大人も子供ものびのび暮らせる、住む人を自由にする住まいがここにある。
Text » AYA ASAKURA
※FQ JAPAN VOL.39(2016年夏号)より転載