魔裟斗「体操教室より外で遊ばせる大切さ」
2016/05/10
―― お子さんとはよく公園で一緒に遊ぶそうですね。
アウトドアには、子供が学ぶべきことがすべてそろっていますよね。
以前、体操教室のようなところに体験に行ったことがあるのですが、「あれ? これって全部、公園にある遊具で出来るな」と気づいたんです。
公園にあるものはすべて、瞬発力や筋力、平衡性、柔軟性、協応性など、あらゆる運動能力が鍛えられます。とくに「お砂場」がスゴい。
―― その“お砂場のスゴさ”をぜひ教えてください!
脳科学的には、3歳までに見たり触れたりの五官を刺激するものにたくさん触れることが子供の発達に非常に大切だ、というのを読みました。
手で砂に触れる「触感」や、形のないものを自由な発想で新しい何かを作り上げる「創造力」がつきますね。僕も一緒になって、子供たちと砂遊びをします。手を使ってモノを作るって、本当に楽しいですね。
しかも、子供の間で力を合わせて共同作業をしたり、ときには道具のとりあいでケンカになったりなど、コミュケーション能力や人間関係まで学べる場です。砂場は社会の縮図であり、砂場には学びのすべてがそろっています。
―― 魔裟斗さんは子育てを楽しんでいらっしゃいますね。
現役時代だったら、絶対に子育てに関われなかったでしょう。だから今、子育てができることに心から幸せを感じます。寝返り、ハイハイなど、出来ないことが出来るようになっていく子供たちの姿を見ると、感動します。
―― 最後にお子さんの才能を伸ばすためにやっていることがあれば、教えてください。
特別なことは何もしていません。今はただ、外で思い切り遊ばせるだけです。あとは親として、今しかできないたくさんの思い出作りをしています。近所の銭湯に行ったり、『アナと雪の女王』を観たあとに本物の雪を見に北海道へ行ったり。雪の中、焚き火でマシュマロを焼くのはさすがにシンドかったですけど(笑)!
魔裟斗 MASATO
1歳と3歳の2児の父。「反逆のカリスマ」の通り名で「K-1 WORLD MAX」の牽引者として活躍。スピードとテクニックを生かしたファイトスタイルでファンを魅了。2003年、日本人初の「K-1 WORLD MAX」世界王者に君臨し、2008年にも2度目の世界制覇を達成。その翌年、大勢のファンに惜しまれつつも現役を引退。妻は女優・タレントの矢沢心さん。2012年には「第5回ペアレンティングアワード」の「パパ部門」を受賞。
5月15日より放送スタート!
『ライオン・ガード』
映画『ライオン・キング』(1994) 公開から 20年を記念して制作、今年1月にアメリカで放送された最新テレビアニメーション。
『ライオン・ガード ゆうしゃのでんせつ』5/15(日) 8:35~9:30ほか。
『ライオン・ガード」5/15(日) スタート、毎週日曜日8:30~9:00ほか(15日のみ9:30~10:00)。
いずれも、ディズニー・チャンネルにて放送。
<STORY>
物語の主人公となるのは、『ライオン・キング』でプライド ランドの王の座を受け継いだ“シンバ”の第二子“カイオン”。そのカイオンが、プライドランドの平和を守る伝説のガーディアン“ライオン・ガード”のリーダーを受け継ぐところから始まる。カイオンが、 個性豊かな仲間たちと共に、時にぶつかり、時に協力し合 いながら、王国に起きる様々な事件を乗り越えプライドラ ンドを守るストーリー。
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Text » MIKAKO HIROSE