織田信成さん流!子供のやる気を引き出す秘訣「スポーツも子育ても考え方は同じ」
2016/03/25
織田信成さんにとってのスポーツと子育て
―― 息子さんたちもスケートをやっているそうですが、子供のやる気を引き出すコツは何ですか?
下の3歳の息子がちょうど始めたところです。一緒にスケートを見に行ったり、僕のアイスショーを見せたり、スポーツ解説もやっていますから、一緒に家でテレビを見ながらスケートの話をしているうち、息子たちは自然にスケートを好きになっていきました。まずは“好き”と思える材料を提示していくことだと思います。
―― 織田さんのお母様は、コーチとして厳しかったそうですね。
何度やめようと思ったか! でも、やめなかったのは、やっぱりスケートが好きだったからなんですね。ケガでしばらく休んだことがあって、そのときどれほど自分がスケートを好きかに気づかされました。スケートの楽しさが、僕の体の芯まで染みこんでいたみたいです。
親の都合で無理やり何かを好きにさせることはできません。親ができるのは、子供の“好き”を引き出す環境を作るだけです。
―― 織田さんは勝負強く、本番で練習以上の力を出せる選手として有名ですが、成功するために必要なことは何でしょう?
“正しく”努力することです。いつ、どのように、どんな練習をするか? 正しい食事、正しい睡眠時間の確保、正しい生活習慣など、正しいことを日々、正しく行う。たとえば、練習の合間に小まめに水分補給をするとか、ね。意外とそういう当たり前のことが重要なんです。
―― 正しい食事・睡眠・生活習慣だけでいいんですか?
あともう1つあります。それは“考え方”です。どうスケートをとらえるか。それがイコール技術につながります。スケートであれば、どこを目指したいのか、その目標を達成するために今、何をすべきか、どんな技術が必要かをつねに選手と話し合いながら1つ1つ積み上げていきます。子育てもまったく同じだと思います。
PROFILE
織田信成(おだのぶなり)
1987年生まれ。プロフィギュアスケーター、スポーツ解説者、 TVタレント、フィギュアスケート指導者など、女子力が高い男性としてマルチに活躍中。「イクメン・オブ・ザ・イヤー2015・イクメンスポーツ部門」で受賞経験をもつ3歳と5歳の2児の父親。
DATA
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Photo » TAIKI FURUKAWA
Text » MIKAKO HIROSE