まるでサマーキャンプ!? 出家で親孝行するタイの子供
2016/02/19
国民の大多数が仏教徒というタイでは、人々の生活に仏教が密接に関係している。
出家が家族の徳を積む
タイの子供が行う最大の親孝行
国民の大多数が仏教徒というタイでは、人々の生活に仏教が密接に関係している。仏教に関わる休日も多く、タイの成人男性は出家することが社会的な通過儀礼とされている。タイの学校が夏休みに入る時期には、短期間の出家を経験する子供(男の子)も多く、寺院の近くでは緊張の面持ちで歩く小さな修行僧たちに出会うことも多い。
期間中は毎朝5時半に起床し、掃除 や読経、朝の托鉢など、さまざまな修業を行い、僧侶としての戒律を守りながら集団生活を経験する。また、子供が出家をすることで家族が徳を積むことができるとされており、出家をすることは子供にとって最大の親孝行にもなるのだ。
甘やかされて育った子供たちも出家を通してとても大きく成長すると言われており、子供の人格形成に大きな役割を果たしている。
公園で出会った小学生たち。課外活動の一環として タンブン(お寺への寄付)を集めている。
Photo » TOKO
Text » SACHIKO MINOWA
※FQ JAPAN VOL.36(2015年秋号)より転載