ペアレンティングアワードで見る、今年の育児トレンド
2015/12/05
2015年12月1日、育児業界で注目を集めた「ヒト・モノ・コト」を表彰する第8回「ペアレンティングアワード」授賞式が行われた。 「ヒト部門」からは6組、「モノ部門」から18商品、「コト部門」4項目、総勢29のアワードが発表。受賞商品から、今年のトレンドをおさらいしてみよう。
<ヒト部門>
ヒト部門からは、6部門の受賞者が勢ぞろい!
■ママ部門・パパ部門
ママ部門では、今年3月に長女が誕生し、癒し系ママとして家族やお茶の間を笑顔にする理想のママとして安めぐみさん。パパ部門では、奥様の病気に家族と共に立ち向かう前向きな姿勢が世間を感動に包んだ佐々木健介さん。奥様の北斗さんは「よかったな」とニヤッと笑ってお祝いの言葉を述べたと明かした。イクメンの先輩として他の受賞者へのアドバイスを求められ、「子供とベタベタで付き合ってほしい」とスキンシップの大事さを伝えた。中学生と高校生になる息子さんたちに、毎朝、玄関先で肩をしっかり抱いて、「気をつけて行ってこい!」とハグするという。「息子たちにヒゲが生えてきてもハグし続けていきたい」と述べ、佐々木さんの優しい笑顔が会場を温かく包んだ。
■文化人部門
文化人部門では、全世界で400万部を超えるベストセラーなった『人生がときめく片づけの魔法』の著者で片付けコンサルタントで今年ママとなった麻理恵さん。「出産前は家の中の片づけはパーフェクトだったのに、いまは床にはオムツ、ソファにはお口拭きガーゼと、完璧ではなくなりました。これからは子育てに役立つ片づけ法を提案していきたい」と述べた。
■インターナショナル部門
インターナショナル部門では、40歳での高齢出産で世の中の女性にも大きな勇気を与えたビビアン・スーさん。受賞コメントが会場に「142日間も寝たきりの入院生活を送り、130回も注射しました。母親になって得た貴重な体験をいま楽しんでいます」という元気な音声メッセージが届けられた。
■スポーツ部門
スポーツ部門からは2人。一般財団法人チャイルドワンを設立して、子供たちの命を守る傘になろうと「ピンクアンブレラ運動」を推進する川崎フロンターレの中村憲剛さん。「ずっとこの賞を受賞したいと思っていたので嬉しい! 父親になって7年になりますが、たくさんのことを学ばせてくれる子供たちに感謝したい」と述べた。もう一人は、プロボクサーの村田諒太さん。保育園の送迎から料理、子供の洋服選びまでマルチにこなすイクメンぶりが話題になった。
■カップル部門
カップル部門では、芸能界でも有名なおしどり夫婦FUJIWARA(フジワラ)の藤本敏史さんと木下優樹菜さんご夫妻。「こんなエエ賞をもらえるほどいい夫婦じゃないんですが、ぼくらの家族にはつねに笑いがあります! あの夫婦って、なんだか楽しそう~と見られたら嬉しいです」。奥さんからのビデオメッセージが届き、ビデオを通じた夫婦のやり取りに会場の笑いを誘った。