パパが知っておくべき母乳のヒミツ
2015/09/04
母乳に含まれるすぐれた成分
母乳オリゴ糖
母乳を飲んでいる赤ちゃんの腸には、悪玉菌の増殖を防ぐビフィズス菌が多く存在。オリゴ糖には、そんなビフィズス菌を増やす働きが。
DHA
赤ちゃんの脳や神経の発達に重要な成分。しかし、最近の魚介類摂取の減少とともに母乳中のDHAの量も減っているという。
ヌクレオチド
栄養分を取り入れる小腸の働きを良くすると考えられているほか、脳の発達に大切なDHAを増やす作用も。
シアル酸
小腸などの消化管細胞に付着する前に病原体と結合することで、感染や下痢などから赤ちゃんを守ってくれる。
スフィンゴミエリン
母乳に豊富に含まれ赤ちゃんの発育に重要な成分。消化管のバリア機能を高めてアレルギーから守る効果も。
リボ核酸
脳の発達が盛んな乳幼児期に重要な成分。また、消化管を成熟化させ、バリア機能や神経形成に影響を与える。
アレルギー疾患なしの赤ちゃんはリボ核酸が有意に高い
第2回全国母乳調査に協力頂いたママで、子供が5歳以下だった者に、アレルギー疾患に対する追跡調査を実施。5歳までにアレルギー疾患にかからなかった子供が飲んでいた母乳には、リボ核酸が有意的に高いことが判明した。