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イクメンはなぜ増えないのか?

父親への動機付けの方法に注意

これまでのイクメンブームの盛り上げ方に短絡的な部分があったと、認めざるを得ないのではないかと私は思う。

良かれと思って設定したインセンティブが真逆の効果をもたらすことが、人間の行動にはよくある。たとえばアメリカで、保育園のお迎えの時間を守ってもらうように、お迎えが遅れたら罰金を払うというしくみを導入したところ、ますますお迎えに遅れてくる人が増えたという事例があった。「お金を払えば遅れていいのね」と、遅れることを正当化する理屈を成り立たせてしまったのだ。

私たちは、自分たちの「ややこしさ」にもっと自覚的にならなければならない。もっと慎重に、もっとしたたかに考えなければいけない。

そこで、これまで多数の父親の相談に乗ってきた経験から、改めて以下の3つを提案したい。今までも繰り返し提案してきたことではあるのだが。

1. 忙しい父親は「家族時間は量より質」と考える

まず今ある家族との時間を濃密にすることに意識を向ける。質を高めていこうとすると、無意識が家族との時間に向かい、自分でも無自覚のうちに行動が変容する。すると、量は後からついてくる。「仕事を効率化して早く家に帰ろう」と意識を仕事に向けてしまうと、結局仕事中心のパターンから抜け出せない。

家族時間の量を追い求めると、どうやって仕事を早く終えるかばかりに意識がいってしまう。仕事を早く終えること自体が自己目的化する。結局頭の中は仕事のことで占領されてしまう。ひとまず量は後回しにして、質を追い求めるようになると、父親の意識が直接家族との時間に向けられる。すると仕事優先の価値観に乗っ取られていた無意識が、家族との時間に向けられるようになる。

無意識が家族との時間に向かえば、言動が変化をはじめる。家族との時間を一番に考えてライフスタイルを調整しはじめる。無意識の作用で、ほとんど自動的にそうなる。特に強く意識しなくても、じわりじわりと家族との時間が増えていく。つまり質を追い求めれば、量は後から付いてくるのだ。

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