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これで攻略! 子供の「なんで? どうして?」

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コミュニケーションを忘れずに

子供からの質問は、大人にとっても大事なコミュニケーション手段となる。新しいことを学んだり、情報を再確認したり、我々は記憶を呼び起こすために日々質問をするものだ。また、これは他者に興味があるということを示す方法でもある。初めて会う人と会話をする際、まずは質問から入ることが多いが、それは子供だって同じだ。質問をすることであなたの注意を引き、会話を始めようとしているのだ。そんなときは、しっかりと問いかけに答えて、質問が会話に発展するようにリードしよう。また、それがたとえ我が子に対してだったとしても、相手のことをよりよく知るための機会だと考えて接するのがいいだろう。

学びの誘発

2歳であれ12歳であれ、子供にはどんどん質問がでてくるような刺激的な環境を作ってあげることが大切だ。散歩をしている時に道端に咲いている花について聞かれたら、家に帰った時に必ず調べてみよう。また、新しい果物を外から持って帰ってきて、色や食感、原生産地について質問させよう。旅行中には、色々なことに目を向けさせて、質問が溢れてくるような環境を作りあげるのがいいだろう。

止まることのない幼児の質問は、時にイライラの原因になるかもしれないが、子供が口を聞いてくれなくなる思春期の頃になれば、そんな質問の嵐が懐かしく感じるだろう。

子供からの質問に答えられない場合は、正直にそれを伝えよう。絶対にでたらめに答えてはいけない。子供の質問を機会に、大人も新たな知識を身につけていこう。子供がもう大きい場合は、自分に調べさせて逆に教えてもらうというのもいいだろう。質問というものは子供の特権であり、成長するにつれ減っていくものなのかもしれないが、大人になってもそれは大切なことなのだ。

質問をするという行為を通して、子供は物事を論理的に考える力を身につけることができる。「なぜ水は濡れているのか」という質問から、「初体験の年齢」に至るまで、新しい情報への道を切り開いてあげることで、子供達は自分の意見を持つようになり、新しい知識を身につけていくのだ。

子供があなたに質問をするということは、信頼の証であるということも忘れてはいけない。他の誰でもなく、「あなた」に答えを求めているのだ。

TEXT: Josephine Dwyer-Mann
TRANSLATOR: Ellie Yamashita
2015.2.24UP(FQ UK)
2015.3.19UP(FQ JAPAN)

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