これで攻略! 子供の「なんで? どうして?」
2015/03/19
子供の好奇心に応えることは、刺激的な環境を作り上げるという意味でも、遊びの時間と同じくらい大切だ。 子供に質問されたときに、相手にしないことは簡単だ。しかし、本当に無視続けていいものだろうか。
決して見下さない
質問するという行為は学びに役立つ。また、これは周りの世界に好奇心を示している証拠でもあるのだ。我々大人は、かつて自分が今ほど知識がなかったということをすっかり忘れてしまい、子供の質問をバカバカしく感じてしまうことがある。しかし、質問がたくさんできるということは、子供が頭脳明晰でオープンマインドであるということを示している。大人は、子供の質問に対して恥ずかしがったり嫌がったりせず、むしろ誇りに思うべきなのだ。
幼児であれティーンエージャーであれ、その知らない事の多さには驚くかもしれない。しかし、これは普通のことだ。決して笑わず、真摯に受け止め、イライラしてきつくあたらないこと。小さい子供のトンチンカンな質問に心の中で笑ってしまう事はもちろんあるかもしれないが、気分を害さないように気をつけよう。子供は質問を通して、新しい情報を得ているということを忘れてはならない。
いまじゃない!
子供の質問を拒絶する理由について、大半の親が「タイミングが悪いから」と答えるだろう。しかし、逆に「タイミングがいい」時なんてない。寝る前や1人で過ごしているときなどの静かな時間は、じっくりと物事を考える大切な時間であり、寝かしつける時こそ、子供にとってはたくさんの質問をするタイミングでもあるのだ。
子供から質問をされた場合は、すぐに答えてあげることが大切だ。そうでないと、その機会を失ってしまう可能性があるからだ。深夜にされた質問や一気にされた質問に関しては、紙に書き出させて、冷蔵庫などに貼っておくように伝えよう。そうすれば、次の日の朝やおやつの時間などに答えられるかもしれない。
本当に「悪いタイミングで」で難しい質問をされるときもある。そんな時は、優先順位を忘れないようにしよう。例えば、シャワー中に赤ちゃんが泣きだしてしまった場面で、4歳の子供が「おばあちゃんは何時に帰ってくるの?」と聞いてきたとしたら…。その場合は、後で時間を作って、そのとき丁寧に説明をしてあげよう。