家族みんなでぐっすり眠ろう! 心地よい睡眠講座
2014/01/28
夜、ちゃんと眠るためのヒント
ある日いきなり、早寝早起きを実践しようとしてもうまくはいかない。あなたの子供が寝ないのには、きちんと理由がある。家族のリーダーであるあなたには、その理由を解き明かし家族全員を心地よい眠りへ誘う義務があるのだ。
子供の睡眠を守るためには、まずあなた自身の睡眠を守る「睡眠衛生」を生活の中で心がけなければいけないのだ。朝日を浴びる、ご飯をよく噛んで食べるなどはすべて、夜しっかり眠るための「睡眠衛生」のための行動。日頃、仕事で疲れていてもごろごろ過ごさないよう心がけるのもそうだ。夜、見たいテレビがあったとしても、子供たちが起きている間は我慢しないといけない。我が子を、より心地よい眠りに導くためには、あなたの手助けが必要不可欠なのだ。
「睡眠衛生」は、1日の人の体温とも深い関係がある。人の1日の体温の温度差は、高いときと低いときとで1℃前後も違う。図2のように目が覚める直前に上がり始め、体温が下がり始めると眠くなってくる。つまり、この体温が下がったところが眠りに落ちやすい時間となる。この体温の変化にあった1日の過ごし方をすることで、寝つきがよくなるのだ。
ここで「睡眠衛生」を整えるための、朝・昼・夜のそれぞれの時間帯の過ごし方を紹介。これを実践すれば、毎晩の寝かしつけのストレスがぐんと減ること間違いなし。我が子の心地よい睡眠を守って初めて、家族全員の睡眠が守られるのだ。
【朝 -Morning-】
子供と家族の睡眠を守るために、あなたが、まずしなければならないことは早起きだ。今までより1時間早く起きて、我が子と一緒に朝の散歩をしよう。
慣れない早起きを少しでも楽にするためには、カーテンを開けて朝の光を取り入れること。朝日は、日々の生活で乱れた体内のリズムをリセットしてくれる。それに散歩という適度な運動を加えることによって、イライラを抑える成分であるセロトニンの分泌が増える。何よりも、この朝のひとときが、父子の大事なコミュニケーションの時間になるのだ。