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家族みんなでぐっすり眠ろう! 心地よい睡眠講座

【日中 -Daytime-】

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心地良い疲労感が夜の眠りに繋がる仕事のない休日は、一家のリーダーであるあなたが率先して、家族を外へ連れ出そう。
快眠のためには、適度な運動が必要。運動にはセロトニンの活性化が、そして昼間の日光には夜のメラトニン分泌の増加が期待できる。遊んだあとの昼寝にも気を配ろう。昼寝の場所はあまり暗くしてはいけない。昼間は明るい場所で、夜は暗い場所で過ごすことで、生体時計が地球の昼夜のリズムを知るからだ。昼食後に寝てしまったのなら約2時間ほど、15時半までに昼寝はおしまいにしよう。それ以上の昼寝は夜の睡眠の妨げになってしまう。夕方までたっぷり昼寝をしてくれれば楽に思えるが、その分、夜の寝かしつけに苦労する。



【夜 -Night-】

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夕方から夜にかけて、人の体温は下がってきて眠りにつきやすい状態になってくる。せっかく体温が下がって眠たくなってきたときに、熱いお風呂に入るのはNG。体温がまた上昇して、寝つけなくなってしまう。お風呂は就寝の3時間前には済ますか、どうしても寝る直前に入浴する場合は、お湯の温度はぬるめを心がけて。寝室にはテレビは置かずに、電気を消して暗く静かに保つ。子供が暗闇を怖がるようなら、添い寝をして絵本を読むなどの日課を。

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しかし昼間たっぷり遊んで万全の対策で寝かしつけても、赤ちゃんの中には、3~4ヶ月を過ぎて夜泣きをする子もいる。代表的な原因の1つは、夜中の授乳をせがんでいること。これは以前、偶然夜中に目覚めたとき、授乳してもらえたのを赤ちゃんが覚えているケースだ。こんなことにならないためには、寝る前にたっぷり授乳しておくのも1つの手段。ほかに、レム睡眠に関係している夜泣きも多く、それは単に夢を見てむずがっているだけ。その場合は、しばらく放っておくとまた寝入ってくれるはず。赤ちゃんの睡眠状態の見極めができるようになれば、「早く寝かせなければいけない」というストレスも軽減するはずだ。

子供と一緒に規則正しい生活を送ることは、最初は窮屈に感じるかもしれない。しかし、まだ自分を律することができない我が子に、あなたが意識を変え見本を見せることで、心地よい睡眠を与えることができるのだ。

Illustration » Hama-House

FQ JAPAN VOL.12(2009年秋号)より転載

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