SEXで大事なのは「触れあい」と「思いやり」
2024/06/01
男女には「性欲差がある」ことを初めに認識しておこう。性的衝動を起こすホルモン「テストステロン」は、男性は女性の10〜20倍。女性が考える以上に男性は相手に「性交」を求めている。しかし、産後や育児の女性の大変さをあまりに気づかうため、なかなかその欲望を男性は伝えられない。夫婦2人で愛を確かめ合うスキンシップSEXを5ポイント紹介!
SEXの本質は「愛情を持って相手と触れ合うこと」。
もし挿入・射精することだけがSEXと思っていたら大間違い。
男女には「性欲差がある」ことを初めに認識しておこう。性的衝動を起こすホルモン「テストステロン」は、男性は女性の10〜20倍。女性が考える以上に男性は相手に「性交」を求めている。しかし、産後や育児の女性の大変さをあまりに気づかうため、なかなかその欲望を男性は伝えられない。確かに女性は産後、母乳を促すホルモン「プロラクチン」による性欲減退の影響もあって、生命を無事に育てることに必死の状況なのだ。
しかし遠慮していては、2人の距離はどんどん広がるばかり。果たして妻が、「今は無理」「SEX気分にはなれない」という素直な気持ちを言える関係を今まで築いてきたか。そして、夫は溢れる欲望を正直に妻に伝えられるか。もし無理でも、今からでも決して遅くはない。お互いのありのままの気持ちを伝え合える関係を築くことが夫婦というものなのだ。
もしもお互いに心の距離、あるいは体の距離を感じているのなら、まずは体を寄せ合って実際の距離を縮めることから始めよう。目と目を合わせて触れあい、2人のすれ違いやホルモンの違いなどを認め合い、相手を「受け入れる」。それが会話でありSEXの本質となるのである。
日本の性交頻度は調査対象26ヶ国中、最下位。でもこれは憂うべき数字ではない。第4位のロシアは、離婚率が非常に高い国でもあり、性交が夫婦の絆を深める証ではない裏付けだ。
出産がセックスレスを導いてしまうきっかけとなるカップルはいる。しかし恐れることはない。愛情を持って相手と触れあっていればセックスレスではない。身体的・精神的に何が最善かをおそるおそるでも歩み寄り、触れあって共鳴し、2人の感覚を確かめ合う。それが子育て同様、SEXにおける大切なポイントなのである。「今夜はどう?」と誘ってみよう。そのひと言で、より濃密で愛に溢れた潤いのある時間が始まるはずだ。