男が「父親」に覚醒するための10の処方箋
2024/06/01
症状8 親に口出しされるのは、頼りないせい?
妻の両親は近所に住んでいて、何かというとうちに我が子の様子を見に来ます。確かに妻は助かっているようですが、なんだか自分が頼りないと言われているみたいで気になってしまいます。(冬馬ダディ・33 歳)
<処方>
親と妻と子育てという関係は、とてもナイーブだ。両親の助けが必要なときもあるし、彼らは孫の世話をしたがる。ただし、手助けが過度だとあなたが感じたらそのことをきちんと伝えよう。まずは妻と相談して、それから両親に「いつも、ありがとう」と感謝の言葉を。そして、自分たちのペースとプライバシーがほしいということを伝えよう。きっとわかってくれるはずだ。その後の妻のサポートはパートナーである、あなたの仕事だ。
症状9 父親だって趣味がほしい!
サッカーが大好きで、好きなチームの試合はよく観戦に行っていました。でも子供が生まれてからは、テレビで試合を見るのもままならない状況に……。妻も子育てに専念しているので言い出しにくいのですが、やっぱり父親になったら趣味は捨てないといけないんでしょうか?(ケン・37歳)
<処方>
父親が子育てだけで燃え尽きてしまって、趣味を忘れてしまったら子供に何も与えてあげることができなくなってしまう。子供だって、イキイキと輝いている父親が好きなのだ。だから、育児と趣味のバランスを取ることが大事。友達と会ったり、フットサルで体を動かしたり何でもいいから、自らのバッテリーをチャージできるうまいやり方を見つけよう! そして自分だけでなく、妻のストレスを解消させてあげられる時間を作れれば、あなたは立派なイクメンだ。
症状10 妻が子供にかかりっきりで寂しい
当たり前のことですが、妻は常に子供を優先。子供が泣くと、話の途中でもかまわず飛んでいってしまいます。そんなとき子供に嫉妬してしまう自分は、父親に向いてないんじゃないかと思ってしまうんです。(ヒース・31歳)
<処方>
まず、我が子に嫉妬してしまう男性は意外と多いので安心してほしい。それまで自分が独り占めしてきた妻が子供につきっきりになるのだから、当たり前に湧いてくる感情といってもいいだろう。だから、それを理由に父親に向いていないなんてことにはならない。ただし、妻に「もっとかまって」なんて甘えたことを言うのは禁物! こっぴどく怒られるか、もしくは鼻で笑われるのがオチだ。どうしてもという時にだけ「子育てはもちろん大事だけど、僕たちふたりの関係にもう少しだけ注意を払ってほしいんだ」と紳士的にやんわりと伝えてみよう。子供を寝かしつけてから、2人の時間を楽しめばいいのだ。
FQ JAPAN VOL.17より転載
※2014年に公開した記事の更新版です