世界一の朝食を提供する「bills」創始者、ビル・グレンジャーの子育て論
2013/08/29

海外セレブが通う人気レストラン「bills」のビル・グレンジャーに父親インタビュー。
ビル・グレンジャーの子育て論
お台場のデックス東京ビーチ(3F)にオープンした、シドニー発のレストラン「bills」。海外有名誌では“世界一の朝食”や“世界一の卵料理”と称され、ハリウッドセレブたちも御用達のこのレストランをプロデュースするのが、ビル・グレンジャーだ。実生活では、3人の娘のパパである彼。世界をまたにかけ忙しい日々を送るビルの子育てインタビューをお届け!

―― 子供が生まれる前と後で、変わったことは?
「やっぱり一番変わったのは“自由さ”かな。昔は、急に『ディナーを食べに行こう!』とか『出かけよう!』なんて、思いつきで動く自由人だったんだ。でも、子供が生まれてから、そんなことができなくなったのは事実。毎日のプランニングが必要になった。でも、それは決して悪いことではなくて、毎日効率良く動けるようになったから、自分にとってはプラスになったね。今は技術が発達しているから、昼間は学校に迎えに行ったり、夜は自宅で仕事もできるから、ビジネスもプライベートも充実しているよ」
―― 子育てにおいて、心がけていることはありますか?
「できる限り家族揃って食事をすること。妻も働いているし、みんな忙しいので無理な時もあるんだけど、なるべく心がけているよ。子供がもっと小さい時は、子供に先にごはんをあげて、夜遅くまで起きていた時もあるけど、今は一緒に食べるようにしてるから、早い時間にも慣れた。3人もいるから、僕も早く寝ないと疲れちゃうんだ(笑)」
―― 理想の父親像はありますか?
「子供を育てていたら、絶対間違いはある。それは仕方のないことで、その間違いによっていろいろ学ぶことができる。だから理想とか完璧を目指そうとは思っていない。何かを間違ったときに、そこから学んで修正ができて、子供の前で自分の間違いを正す姿を見せられれば、子供とのコミュニケーションにもなるんじゃないかな。
例えば、何か間違ったときは、もちろん子供を叱ります。そして、自分が間違ったことをしたときには、ちゃんと子供に謝るようにしているんだ。子供たちに、間違ったときにはちゃんと謝るってことや、間違いから学んでいくことを覚えてもらいたいから。これは、夫婦の中でも心がけられれば、幸せな夫婦でいられるんじゃないかな」
PROFILE
Bill Granger (ビル・グレンジャー)

オーストラリア・メルボルン出身。レストランター、レストラン「bills」オーナーシェフ。1993年、シドニーに最初の「bills」をオープンさせてから、オーストラリアの食文化を変えたと言われるほど、多大な影響力をもつレストランター。日本初店舗の七里ヶ浜は、開店以来、行列ができるほどの人気店。実生活では、毎朝お弁当作りをかかさない、3人の娘を持つパパ。
Photo TAKUMA SUDA