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欧米で人気のスポーツ~親子ボルダリング ~

今、話題の「ボルダリング」を0歳から楽しめるジムが横浜にあるという情報を聞きつけ早速取材にいってみた。なんとそこでの会話は……全員英語!?

欧米で人気の家族の絆を深める、話題のスポーツ
“親子ボルダリング”を始めよう!

「ボルダリング」とは?
ボルダリングとは、フリークライミングの1種で、ロープなどを使わずに壁のホールド(石)を順序良く登っていくスポーツのこと。
一般的に壁の高さは2~4m程度と低いため、ロープなどを使わずに軽装備でチャレンジできる。その手軽さとシンプルで理解しやすいことから、最近は親子でできるジムも増えてきている。

そんな話題のボルダリングを親子で楽しめるアットホームでちょっと変わったジムが、横浜にあるというので早速取材に行ってみた。

ボルダリングをしながら英会話が身につく!? 親子で「えいごクライミング」

横浜駅から徒歩5分。オフィスと住宅が混在したとあるビルの一室で、軽快な音楽と笑い声、そして英語が飛び交うボルダリングジムの『TEKO CAVE』。
ここのオーナーは、インストラクターのカルロスさん(35)と妻のゆりさん(29)。息子のカーリーくん(2)の両親という立場でもある2人は、アットホームな雰囲気で“家族にやさしいジム”を目指して経営している。

その証拠に、『TEKO CAVE』は他のジムのような年齢による制限がない。
また、ウォール(壁)は子供がなめても害のないようウォールナッツと水だけでできていたり、授乳スペースやおむつなども完備したりと、安全面や便利な点も人気の秘密だ。

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そんな『TEKO CAVE』には、少し変わったクラスがあるという。
それが、「えいごクライミング」だ。その名の通り、時間内は日本語を禁止して全員英語で会話するというもので、クライミングを楽しみながら英会話も学べるという、なんともユニークな試みである。毎週土曜日開店前の1時間(13:00~12:00)に開催されている人気のクラスだ。

開始の時間が近づき、ジムには続々と子供連れのファミリーが集まってきた。それも1歳~小学校低学年の幼い子供たちばかり。
ユリさんの「START!!」という力強い声とともに「えいごクライミング」の時間が始まった。

ルートは、スタートからゴールまで同じアルファベットを辿っていく。後ろのカルロスさんから「Here!」とアドバイスをもらい、できるまで何度も何度もトライ!

周囲の「Come on! Come on!」という声援に励まされながら、最後は両手でホールド(石)を触ってゴール。その瞬間大きな拍手が送られ、登り切ったあとの子供の顔は達成感に満ちている。

実際に参加していた2家族のパパにお話を聞いてみた。

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「シンプルだけど、頭を使うスポーツです」
中川原さん一家・横浜市在住
茂さん(37)美代子さん(36)凛ちゃん(7)杏ちゃん(5)
1年前から月に1回のペースで通っています。もともとサーフィンや地元のフットサルなど、週末はスポーツをするのが我が家の過ごし方なんです。平日は私が家に帰るときにはもう子供たちは寝ているので、家族で外に出かけてスポーツをしてコミュニケーションをとるようにしています。

体系的には、始めてから背筋の辺りにかなり変化がありました!瞬間的に集中力やエネルギーを使うし、何より「どうやったらゴールまでイケるのか」と頭を使って組み立てるので、子供にとっても非常に良いと思います。英語ですか?喋ろうとはしてるんですが、ちょっと沈黙しちゃうことも多くて……(汗)でも、インストラクターさんが話しかけてくれるので、ヒアリングは向上しましたね。子供たちも理解しているみたいです。

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「2歳の娘が1番夢中になって楽しんでいます」
藤原さん一家・平塚市在住
淳さん(33)安希子さん(33)杏ちゃん(2)初めて来たのは、オープンしてすぐの昨年5月ごろです。子供が小さいと一緒に行けるところはほとんどないんですよ。でもここにはだいたい子連れの親子がいて、非常に入りやすいです。そのうえ大人から子供だけじゃなくて外国の方もいるので、子供にとっても色んな人に触れ合う良いチャンスになるし。難しいルールがないから、まだ2歳のこの子も夢中になってとにかく登ってます。ここに来たときは「今日ものぼったねー」とかいう話をして、かなり満足してくれているみたいです。
取材後記
取材中私たちの目の前で、落ちても落ちても休むことなく何度も同じコースにチャレンジしていたのは、中川原杏ちゃん(5)。
何十回目かに差し掛かかり、もう少しでゴールというところで、周囲の人々も彼女の成功を見届けようと「Come on!」「Nice!」と声援を送る。そしてとうとう登り切ったとき、全員から温かい拍手が送られる。やりきったあとの杏ちゃんはとても達成感に満ちた表情をしていた。(ムービー参照)
そういえば、ここにいる子供たちはみんな笑顔だ。誰一人として無理強いされることなく、自ら壁を登っていく。
「子供たちは純粋に“登りたい”と思い、登れないときは“悔しい”と思う。その気持ちだけで何度でも挑戦できるんだよ」と、オーナーのカルロスさんは言う。
こんな風にして子供が一生懸命になれることと、それを全力で応援する人たちがいる。そして、子供を成長させてくれる温かい空気がここにはあるのだ。

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