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男性同士で妊活の話は普通?「妊活備え派」が増加?最新調査に見る妊活最前線

家族のあり方が多様化する昨今。妊活に対する価値観や「子どもを持つ」という選択肢に対する考え方も人それぞれだ。今回は妊活に関する意識調査『妊活白書 2024』をもとに、最新の妊活意識の傾向と「令和の妊活5タイプ」について詳しく解説する。

最新の妊活意識事情
約半数が妊活への積極性に変化


ロート製薬の調査※によると、「今も将来も子どもを持ちたくない」と考える若年未婚男女が56.6%に達し、過去最高の記録となった。また、「将来子どもを欲しくない」と回答した男性は59.9%と女性と比べ、6.8%高い結果に。

一方で、子どもが欲しくないと回答した未婚男女の約4人に1人は、子どもを授かれる可能性を残したい「妊活備え派」であることがわかった。特に、男性は昨年から4.6%増加しており、必ずしも子どもを持つことに否定的なわけではないことが判明した。


また、夫婦を対象に行った「妊活として取り組んでいること」に関する質問では、過去3年間の比較で「夫婦で家族設計について話をする」「排卵日に合わせて夫婦生活を行う」といった回答に増加傾向が見られた。共に妊活取り組む夫婦が増えていることがわかる。

男性のみの回答結果を見ても、総じて過去3年の調査結果よりスコアが高い。男女ともに妊活に積極的な層が増加していると考えられる。


特に、妊活経験男性のうち20代後半の層において、妊活への主体性が高い傾向にあることがわかった。20代後半男性の妊活行動率は、男性全体と比べ約1.5倍も高くなっている。パートナーの体調を気遣ったり、一緒に妊娠や妊活について学んだりする機会が多い。


さらに、20代後半の男性は他の年代よりも妊活や育児休業への関心も全体的に高いことが判明した。興味深いのは「男性同士で妊活についての話をすることがある/した」という問に対して、全体が13.2%と他設問でも最も低い一方、20代後半の男性は32.6%があると最も多いということだ。これまで出産は女性の問題とされていたが、若い世代では出産・育児は男女関係なく関わるものであるという意識が当たり前のものとして定着しつつあると言えるだろう。


また、子どもを持つことに対する意識は移ろいやすいことも明らかに。現在子どもを持つのもいいことだと思っている人のうち、子どもを持つことに対し“消極派”から”積極派”に変化した人が約50%という結果になった。子どもが欲しいかどうかの意識は変化しやすいようだ。

また、子どもを持つのもいいことだと考えが変わったきっかけとして、女性は年齢や結婚後の生活が約30%を占め、男性は交際中が約30%を占める結果となった。女性は自身の年齢や結婚生活から、男性は交際期間中に子どもを持つことを意識し始める様子が伺える。

※ロート製薬『妊活白書 2024』

令和の妊活5タイプ!
あなたはどれに当てはまる?

妊活への向き合い方は人それぞれであり、自分に合った方法で取り組むことが重要だ。ロート製薬は、妊活の考え方を5つのタイプに分類し、それぞれに合った「おすすめのはじめの一歩」を以下のように提案した。

① ちゃくちゃく妊活


すでに妊活を開始しており、積極的に妊娠を目指している。妊娠・出産に関する知識が豊富で、子どもを持つことへの優先度が高いタイプ。

💡おすすめのはじめの一歩
市販薬でセルフチェックをしながら、定期的に病院で検診を受ける。

② てくてく妊活


いつかは子どもを持ちたいが、今はパートナーとの関係を重視。ライフプランを考えながら、準備を進めたいタイプ。

💡おすすめのはじめの一歩
健康状態を把握し、生活習慣を整える。

③ ぐるぐる妊活


妊活意欲はあるが、経済的な不安や仕事の状況などで迷いがある。子どもを持つことに様々なハードルを感じているタイプ。

💡おすすめのはじめの一歩
ライフプランを見直し、パートナーや専門家と具体的な計画や相談を進める。

④ さきざき妊活


子どもを持つ可能性は残したいが、今はキャリアや趣味を優先したい。妊娠の可能性を維持しながら、自由な生活を楽しみたいタイプ。

💡おすすめのはじめの一歩
妊活に関わる知識を増やしながら、まずは金銭面から準備を進める。

⑤ ふわふわ妊活


まだ具体的に妊活を考えておらず、結婚や子どもについても未定。自分の時間を大切にしながら、将来の可能性を考えたいタイプ。

💡おすすめのはじめの一歩
まずは妊活やライフプランに関する情報を知り、パートナーがいる場合は相談してみる。

ロート製薬社員が語る
不妊治療の体験談

妊活に取り組むAさん(33歳)の例

2022年2月 妊活スタート。排卵日検査薬を使い、タイミング法を実践。

2022年9月 婦人科を受診し、通院しながらタイミング法を継続。

2023年9月 タイミング法では妊娠に至らず、人工授精にステップアップ。

2024年5月 妊娠検査薬で陽性反応を確認。

2025年1月 育休取得&第一子誕生。

約1年8カ月の不妊治療を経て、ついに第一子を授かったAさん。妊活を通じて、夫婦の関係性や働き方に対する考え方に変化があったという。出産後の育休期間には、おむつ替えや沐浴をAさんが担当。働き出してからも、「夜は早く帰らないと」という意識が芽生えたそうだ。「初めての育児はもちろん大変なこともありますが、子どもが授かれてよかったと思っています」と語った。

妊活は、誰もが同じペースで進めるものではなく、個々のライフスタイルや価値観に合わせた取り組みが重要だ。環境やライフプランの変化によって、妊活に対する意識の変化が生まれることもある。改めて、自分に合った妊活の形を見つけてみてはいかがだろうか。


文/FQJAPAN編集部

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