【フィンランドの育児事情】1人の保育士が7人の子供を担当…保育現場の深刻な人材不足
2022/04/01

フィンランドの保育現場の人材不足が深刻化している。国営放送ニュースをはじめ、大手メディアが、続々と報道しはじめている実情を紹介する。
保育現場の深刻な人材不足
匿名のSNS発信で現場の声を訴える
フィンランドで問題とされてきた保育現場の人材不足が、コロナ禍でより一層窮地に追い込まれていることが明らかになった。
「保育士たちの病欠が許されないほど欠員補充が難しい」「1人の保育士が7人の子供を担当するという規定通りの保育の実践が困難な日々が続いている」――。
これらの情報の発信源は、現場からの匿名投稿を集めた「幼児教育レポート」というSNSアカウント。インスタグラムとツイッターで、現場の生の声を伝えている。長年、人手不足に耐え続けてきた職員たちの声に反応し、国営放送ニュースをはじめ、大手メディアが、続々と報道しはじめている。
DATA
幼児教育レポート「Varhaiskasvatuksen kertomuksia」
Instagram:www.instagram.com/varhaiskasvatuksenkertomuksia
Twitter:twitter.com/VakaKertomuksia
©Sakari Piippo/ Finland Promotion Board
文:靴家さちこ
FQ JAPAN VOL.61(2021年冬号)より転載