注目キーワード

アイテム

約6割の子育て世代が“睡眠ダスト状態”?専門家が語る寝具の選び方と手入れのコツ

質の良い睡眠を取るためには寝具選びや日頃の衛生管理が必要不可欠。今回は全国20~40代の男女計600人を対象にした調査データをもとに、寝具の管理に関する現状と課題を紐解き、専門科推奨の寝具ケアの方法とおすすめのマットレスを紹介していく。

約6割が“睡眠ダスト状態”
寝具の手入れの手間が要因に


全国20~40代の男女600人を対象にした調査によると、約7割が寝具のダニやカビを気にしていると回答。子育て世代に注目すると、ママの約9割、パパの約7割が気にしていると回答し、子どもがいない男女を上回る結果となった。このように、子育て中は特に「睡眠の質」が重要な要素であるを認識している。


一方で冬場は7割の方が、子育て世代も6割以上が“睡眠ダスト状態(※睡眠ダスト状態:睡眠環境時の寝具に存在するダストが手入れ不足により溜まっている状態)”であると判明した。ベッドシーツの冬場の洗濯頻度は、1週間に1回以上洗濯している人の割合は3割も満たないのが現状である。


寝具を頻繁に洗えない原因は、マットレスの洗濯には大きな労力がかかることが挙げられる。マットレスに対する困りごとを見ると「丸洗い出来ない」「重くて動かすのが大変」「干せない」が上位3位を占めており、多くの家庭がマットレスを動かし、洗い、干し、片付けることに大きな難点を感じているのだ。こうして、マットレスの衛生面に心配を抱えながらもが頻繁に洗うことは躊躇ってしまうというジレンマが発生してしまっている。

【調査概要】:株式会社プラチナムによる寝具にまつわるインターネット調査。調査対象:全国47都道府県の20~40代男女計600人。実施期間:2023年11月24日~27日。

睡眠ダストが引き起こす
健康被害と対策方法

実際、「睡眠ダスト」は私たちのカラダにどのような影響を与えるのか。アレルゲンに関わる室内環境整備を専門とする白井秀治先生に、寝具の睡眠ダストが人体に与える影響と、その対策としてできる衛生管理方法について伺い、編集部でポイントをまとめてみた。

「睡眠ダスト」は子どものアレルギーに影響
インテリアアイテムの中で1日の接触時間が特に長い寝具は睡眠時にかいた汗を吸い、湿気た状態になる。その状態で繰り返し使用することで、ダニの餌となるフケや垢、そしてカビなどを増やす養分となる汚れが溜まっていくため、ダニやカビが増えやすい状態となってしまう。また、寝具に付着しているホコリはダニのフンや死骸、カビなどが溜まり、ダスト(ホコリ)として空気中に舞い上がり、人が吸い込んだ場合、気管支喘息やアレルギー性鼻炎などのアレルギーの原因となるそう。近年ではそうした環境で寝る人の皮膚にも付着することも明らかになっている。

ダニ・カビに対する重要なポイントは「寝具を乾燥させること」
寝具の睡眠ダストを除去するためには、寝具表面を掃除機で吸い取ることやシーツや布団カバーなどの洗濯をすることが効果的な方法。また、毎日使用する寝具は、寝汗で湿気た状態になりやすいものであり、湿気を含んだ寝具では、ダニやカビが増えやすくなるため、日頃から天日干しや乾燥機を用いて乾燥させることが大切。天気の良い日は寝具を天日に干す習慣をつくる、シーツや毛布といった薄いものはタンブラーの乾燥機を使う、定期的に布団乾燥機を使うなど、寝具の種類に合わせて効果的な家電を活用することも重要だ。

寝具選びは手入れのしやすさも基準に
調査結果からもわかるように、寝具の管理を行う上でベッドマットレスのように大型で重たいものは、動かして乾燥させることは容易ではない。そのため、湿気が溜まりやすく、ダニが多く繁殖することから、ダニのフンが多量に見つかることは珍しくないそう。こうした課題を解決するためには、干しやすい、掃除機がけがしやすい、洗濯しやすいなど、メンテナンスがしやすい寝具を選ぶのもおすすめ。例えば脱着しやすい布団カバーを用いることは、洗濯や交換時に脱着を容易にしてくれるので、洗濯頻度を増やすことに繋がる。マットレスの汗を吸う表層部分(トッパー)が取り外せるタイプのものは、天日干しでの乾燥や洗濯などを行いやすくするというメリットが考えられる。

2層式でお手入れラクラク
「cocoil」マットレスとは

これまで見てきたように、健康リスクの軽減のためには日ごろから寝具の手入れが重要だ。とりわけ、メンテナンスに手間がかかるベッドマットレスには「睡眠ダスト」が蓄積しやすい傾向があるため、手入れがしやすい寝具選びも視野に入れたい。そこで紹介したいのが、ダブルコイル式マットレス「cocoil(ココイル)」だ。

ダブルコイル式マットレス『cocoil(ココイル)』の4つの特徴

➀干せて衛生的


マットレスは、ボトムとトッパーの二層式の構造を採用。肌に近い部分で使用するトッパー部分を取り外し布団のように干す(陰干し奨励)ことが可能だ。マットレスに湿気が溜まるのを避け、常に清潔な状態を保つことができる。トッパー部分は11kg(シングルサイズ)の軽量設計のため、女性一人でも簡単に手入れやシーツ交換ができるのもポイント。子どもが小さいうちは、トッパー部分をお昼寝マットとしてリビングで使用するなど、子育て世代にうれしい使い心地となっている。

➁特許を取得している「プロバイオティックテクノロジー」


マットレスの素材には有名国内メーカーが企画開発した機能性新素材のキュートリーを使用しており、消臭・抗菌・吸湿保温の効果がある。また、マットレスが“眠っている間にスキンケア”を行う「SKIN+」という特許所得のプロバイオティックテクノロジーを用いたマットレス生地を採用。肌に触れる部分だからこそ徹底的に品質にこだわり、肌の敏感な赤ちゃんも安心。

➂こだわりのダブルコイルマットレス


寝返りや身体に負荷の少ない寝姿勢の維持にこだわり、つづみ型コイルと薄型インナーコイルの2種類を組み合わせを採用。1700個以上の独立コイルが一人ひとりの体型・骨格にフィットし、理想的の寝姿勢が作られ、快適な眠りへ実現する。

➃5種類にカスタムできる硬さ


トッパーとボトムの組み合わせ次第で5パターンの硬さに調整ができるため、マットレスの硬さ選びで失敗しにくい。寝心地が身体に合わなかった場合も、お試し期間120日間以内であれば返品可能。家でじっくりと自分好みの寝心地を探すことができる。

睡眠は子どもの成長ホルモンの分泌を助け、脳や心身の発達に大きな影響を与える。日頃から寝具のケアを行い、質の良い睡眠がとれる環境を心がけることこそ、子どもの健やかな成長を支えることに繋がるのだ。手入れが簡単で自身にあった寝心地をカスタムできる、2層式マットレス「cocoil(ココイル)」は、パパ・ママの寝具ケアの負担を軽減し、家族の生活に質を高めてくれるに違いない。

教えてくれた人

白井 秀治(しらい ひではる)先生

専門はアレルゲンに関わる室内環境整備。環境アレルゲンの対策や除去方法、測定や評価法について、講演やテレビでも対策を啓発している。

DATA

「cocoil(ココイル)」
価格:¥98,000円(税込)~
サイズ(mm):シングル/h1950×w970×t270(トッパー90+ボトム180) 、セミダブル/h1950×w1200×t270(トッパー90+ボトム180)、ダブル/1950×1400×270(トッパー90+ボトム180)

問い合わせ

双日九州


文/FQ JAPAN 編集部

関連記事

育児アイテム名鑑

アクセスランキング

  1. 日本人がセックスレスになりやすい理由は? 1年で約140回のギリシャ夫婦との違い...
  2. 旅ライターが選ぶ冬の子連れスポット6選!施設選びのポイントと注意点を紹介...
  3. 男だって泣きたい…離婚後に待ち受ける試練とは?
  4. 男が「父親」に覚醒するための10の処方箋
  5. 子供が親によくする質問ベスト30を紹介「なぜ空は青いの?」
  6. 子供に自信をつけさせるメンタルトレーニング
  7. 子供が怖い夢を見たらどうする? パパとママがしてあげるべきこと
  8. SEXで大事なのは「触れあい」と「思いやり」
  9. アドラー心理学から学ぶ! 「人が幸せを感じる”3つの条件”」とは?...
  10. 産後のママはどんな状態? 妻を支えるために知っておくべき『産後ケアの基本』...

雑誌&フリーマガジン

雑誌
「FQ JAPAN」

VOL.72 | ¥550
2024/9/9発売

フリーマガジン
「FQ JAPAN BABY&KIDS」

VOL.69 | ¥0
2024/5/31発行

特別号
「FQKids」

VOL.20 | ¥715
2024/11/9発売

お詫びと訂正

  第17回 ペアレンティングアワード