子どもの五感は自然のなかで育つ!海も山も楽しめるキャンプ場で過ごす1泊プラン
2023/07/26
キャンプブームの中、挑戦してみたいけど子連れではハードルが高いと感じることも。そこで、自然の中で本格的なアウトドア体験をしながらも安心して過ごせる、高規格キャンプ場でのプランをご提案する。
メイン画像:キャンプマナビス施設内には子ども達が遊べる芝生広場や遊具も用意。夏休み期間限定でプールも登場する予定。
自然の中で生きること全て、
学びと遊びに満ちている
アウトドア初心者は、設備の整った高規格なオートキャンプ場からデビューしてみよう。テントサイトは全てAC電源付き。冷暖房完備のログハウスも選べ、宿泊者が有料で利用できる温泉まである。サイトには車の横付けも可能なので、いざという時も安心だ。
テントなどのキャンプ用品は有料レンタルや、焚き火に使う薪などの販売も行われている。
到着したら、まずはテントの設営から始まるのがキャンプ。子どもにも役割を与えてみよう。家族で協力して寝床作りをすれば、それだけでも大きな達成感と一体感を味わえる。その後は施設の目の前の海岸で磯遊びをしたり、森で虫を捕まえたり。夜には焚き火や花火を楽しんで、星空を見上げながら家族で語り合おう。
必要なのは、どんなトラブルや不便も「楽しもう」という気持ちだけ。特別なプログラムなんかなくても、発見と学びに溢れた時間が過ごせるはずだ。
太平洋を一望する海サイトは、水捌けの良い瓦チップで雨上がりなども安心。1区画が平均120㎡〜と広々。
家族で過ごす1泊2日プラン
Day1
干潮時には目の前の海辺で磯遊びが楽しめる。遊泳は禁止なので注意。スタッフに磯遊びができる時間を聞いてみて。
13:00 チェックイン
13:30 テント設営
14:30 磯遊び・遊具遊び
16:00 「海の見える丘」散歩
17:00 温泉
18:00 夕食
19:00 焚き火・花火
22:00 就寝
センターハウスにある温泉露天風呂(大人770円)。
Day2
センターハウスでは生ビール、ソフトクリーム、朝は焼き立てクロワッサンを販売。
7:00 起床
8:00 朝食
9:30 片付け
11:00 チェックアウト
荒川先生の一言コメント
本物の自然に対峙し、目で見て触って耳を澄ませ、五感を総動員してこそ感性は育ちます。それは「生きる力」を育てることにもつながります。家族キャンプ、共同作業を通して親子の絆、つながり力を高めましょう。
DATA
森サイトは棚田型で、いずれも1区画100㎡以上なのでプライベート感を味わえる。
キャンプマナビス
千葉県館山市布良886
料金:森・海サイト1区画7,700円〜(税込) ※4〜6名。食事なし
教えてくれた人
荒川雅志先生
琉球大学国際地域創造学部観光科学研究科教授。医学博士。ウェルネスツーリズム研究の第一人者で海洋療法学者でもある。長寿者のライフスタイル研究や、地域資源を活かしたウェルネスツーリズムのモデル開発などに取り組む。
文:岡本いつか
FQ JAPAN VOL.67(2023年夏号)より転載